レーザー治療のホクロが再発する理由とは?
「ホクロを取る」と思ったとき、どんな治療が行われるのでしょう? また、一度取ったホクロは一生、消えてままなのでしょうか? ホクロに悩む人が多く訪れる病院で、その治療の様子を見せてもらいました。そして、ホクロ治療で大切なのは「再発」することを理解しておくことなのです。10月30日放送『ためしてガッテン』の「ここ!がんホクロ境目 見分け秘技&美容術」で紹介されていました。
目次
ホクロの細胞をレーザーは集中的に壊す
ホクロの治療法はおもに「切り取り」と「レーザー」の2つ。位置や大きさ、盛り上がり方によって治療法は変わります。比較的大きなものは、メスなどによって切り取ります。小さいものの場合はレーザーを使用します。
レーザーは、黒いものにより強く反応する性質があります。たとえば、透明な風船の中に黒い風船を入れてレーザーを当ててみると、透明な風船はふくらんだまま、中の黒い風船だけが破裂します。この性質を利用して、ホクロの細胞を集中的に壊すことができるのです。
実際のレーザー治療では、麻酔を施し、レーザーを当てていきます。わずか数分で終了。患者さんもまったく痛みを感じません。
じつはタレントの松本明子さんも、10年ほど前にレーザーで眉毛あたりにあったホクロを取っていたとか。しかし、最近はうっすら黒ずんで、再発しているといいます。
ホクロの下にある色がない細胞は壊せない
ホクロ治療で大切なのは「再発」することを理解しておくことです。レーザーで治療するときは、色の黒い細胞だけを焼いています。そうすると、その下にある色を持っていない細胞は焼くことができません。これが残った場合に再発がおきるのです。
しっかり取っておけばよかった…という考え方もありますが、そもそもは目立たなくする目的でレーザー治療は行うもの。なるべく傷を残さないために、ていねいにギリギリで取っているわけです。そういった意味で、再発がおこることは理解しておく必要があります。
ちなみに、保険が適用される場合とされない場合があるとか。とくに美容目的でホクロを取る場合は、保険が効かないことが多いようです。だいたい1つ1万円ほどで治療ができるといいます。
■10月30日放送『ためしてガッテン』
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