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「ほくろ毛」を抜いてはいけない意外な理由

ほくろから生える毛「ほくろ毛」は、太くて長くて少し恥ずかしい感じがあるもの。とはいえ、あまり抜かないほうがよいといわれたことはありませんか? なぜほくろ毛は抜かないほうがよいのか…そこには仏さまの額にあるほくろのようなものに関係する意外な理由があったのです。10月30日放送『ためしてガッテン』の「ここ!がんホクロ境目 見分け秘技&美容術」で紹介されていました。



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仏の額のほくろのようなものは毛

丹波市市島町の「白毫寺」は、このほくろ毛をとっても大切にしている集落です。というのも、地名となっている「白毫」とは、体から1本だけ長く伸びた毛という意味。「白毫」にはとんでもないパワーがあると、この集落では言い伝えられています。

この「白毫」、何に由来しているかというと「仏さま」なのです。仏さまの額にあるほくろのようなものが付いているのは見たことがあるはず。じつはこれ「毛」なのです。

眉間の白い毛から光を放って、いろいろな人たちを照らして人々をお救いするもの。白い毛が渦を巻いているのを表現しています。小さい仏像ではわかりにくいかもしれませんが、鎌倉の大仏の額を見てみると、たしかに渦を巻いた形になっているのです。


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ほくろ毛も同様にありがたいもの

仏さまの毛はほくろから生えているわけではありませんが、体から生える長い毛という点は同じ。そこから、ほくろ毛も仏さまの毛と同様にありがたいものと考えられるようになったのです。

それでは、なぜほくろ毛は長くなるのでしょうか? 皮膚の断面を見たときに、ふつうの毛とほくろの毛を比べると、圧倒的にほくろのほうが深く、太く根付いています。

これは、ほくろは細胞の活動が活発なために、ほくろの毛は毛細血管が発達。このため、毛根に栄養が行きやすいので太く長く育つと考えられています。


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ほくろ毛があることは良性の証拠

それでは、伸びてきたほくろ毛はどのように処理するのが正しいのでしょう? じつは小さなほくろであれば、少しいじったくらいでがんになることはありません。つまり、ほくろ毛は毛抜きなどで抜いてしまったも問題ないのです。

とはいえ数年前まで、医学界でもほくろががんになると考えられてきました。それはほくろは良性の腫瘍だからです。しかし現在では、ほくろと皮膚がんはそもそもの成り立ちが違うことが常識。ほくろが皮膚がんになることはほとんどないのです。

また、ほくろ毛があること自体、それが悪性でなく良性であることの証拠になります。悪性の細胞が増えたときにはそこら細胞を蹴散らして増殖するため、毛がなくなってしまうからです。

■10月30日放送『ためしてガッテン』
【ここ!がんホクロ境目 見分け秘技&美容術】

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