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心臓が原因で脳梗塞が引き起こされる!!

健康診断では異常がなかったにもかかわらず、じつは心臓に重大な病気を抱えていたという事例です。「不整脈」の事例を見てみましょう。8月12日放送『主治医の見つかる診療所』の「健康診断では見つからない心臓病の発見法」で紹介されていました。



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心臓が原因で脳梗塞が引き起こされる!!


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脳梗塞が不整脈によって引き起こされた

北海道在住の会社経営の71歳の男性は、40歳から高血圧と診断されたものの、それ以来は気を使って定期的に検査を受け続け、とくに大きな病気をしたこともありませんでした。

ところが4年前の4月、恐ろしい出来事が襲います。出されたリンゴを食べようとしたら、リンゴに楊枝が刺せません。さらに言葉は出ますがうまくしゃべれず、ついには意識が朦朧となりその場に倒れてしまったのです。

すぐに病院に運ばれた男性が、医師から告げられた病名は「脳梗塞」でした。脳梗塞とは、脳のなかの血管が詰まり、その周辺の脳細胞に酸素や栄養が運ばれなくなってしまう状態のこと。やがて血液がいかなくなってしまった脳細胞は壊死してしまい、最悪の場合には命を失うこともあるのです。たとえ命が助かったとしても、半身麻痺や言語障害などの後遺症で、社会復帰が困難になることも少なくありません。

病院ではすぐに開頭手術を行いました。さらに驚くべきことは、脳梗塞をおこした原因。不整脈により血栓が心臓内部でできて、それが脳に至っていたのです。すなわち脳梗塞は不整脈によるもの、つまり心臓が原因でした。


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心房細動という危険な不整脈が原因

通常、心臓の鼓動は一定のリズムと強さを保っています。不整脈を発症すると、そのリズムと強さが狂ってしまいます。この不整脈にはさまざまな種類があり、命の危険のある不整脈もあれば、命の危険のないものも…。

この男性の場合は、心房という部分が痙攣をおこす「心房細動」という危険な不整脈。この痙攣が続くと地の流れがよどみ、心臓の中で血の固まりができてしまいます。それが血流に乗って心臓を飛び出し、脳の細い血管に詰まると脳梗塞を引き起こすのです。このタイプの脳梗塞は重症化しやすく、2000年には小渕恵三元総理が急死し、社会に衝撃が走りました。

男性が脳梗塞を発症したときの心電図を見てみると一目瞭然。正常な心電図と比べると、心電図が小刻みに震えていて、脈の間隔も均等ではありません。これこそが危険な不整脈の波形です。

■8月12日放送『主治医の見つかる診療所』
【健康診断では見つからない心臓病の発見法】

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