エコノミー症候群の症状はふくらはぎ痛や膝裏痛
長時間の移動では、誰にも発症のリスクのあるエコノミー症候群ですが、実際にはどのように予防すればよいのでしょうか? 旅行中に注意すべき点をまとめて紹介します。また、実際にエコノミー症候群になったときにどんな症状が出るかも知っておきましょう。
目次
エコノミー症候群はどんな症状?
そもそもエコノミー症候群になってしまったときは、どのような症状が現れるのでしょうか? もしものときのために、ぜひ覚えておきましょう。
エコノミー症候群の初期症状として、足のむくみとふくらはぎや膝裏付近の痛みをおこす人が少なくありません。息苦しさや胸の痛みがある場合は、軽度のエコノミー症候群の症状の可能性もあります。
なお、旅行時にこうしたエコノミー症候群の症状が見られたら、急に席を立つのは危険。客室乗務員や周りの人に告げ、適切な処置をとってもらうようにしましょう。
エコノミー症候群の症状を予防する
そんなエコノミー症候群の症状を予防するために、旅行中に注意すべきことがあります。1つは「足を動かす」こと。1~2時間に一度は席を立ち、歩いたり軽い屈伸運動をして足の血流を改善します。座っているときも、ときどき足の指先を動かしたりして、血液の流れを助けてあげましょう。
2つめは「こまめに水分補給する」こと。定期的に水分補給することが大切です。水でもかまいませんが、スポーツドリンクなどのイオン飲料は体内の水分を保持するのに効果があります。レモンには血流を改善する働きがあるので、レモン果汁の入った飲み物をとるのもよいでしょう。
3つめは「楽な服装をする」こと。長時間座ることを考えて、服装はできるだけ楽なものを選びます。とくに下着類はきついものをさけ、ベルトはゆるめておくのがセオリーです。