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仙骨が痛みの原因だった!抱き枕で腰痛を治す

腰痛の85%はじつは原因不明といわれています。そんな腰痛に対して、じつは仙骨が大きく関わっていることがわかりました。仙骨は背骨の下端に位置する骨で、骨盤の中央にあります。この仙骨が腰痛の痛みの原因となるメカニズムと、正常な仙骨の角度の測定方法を紹介しましょう。



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仙骨が痛みの原因だった!抱き枕で腰痛を治す


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仙骨が傾くことが腰の痛みの原因

東京女子医科大学・東医療センターの形成外科医・神戸克明先生が腰痛の原因として注目しているのが仙骨の角度です。仙骨とは、背骨と直結した骨盤の一部です。

背骨の後ろの部分というのは、屋根の瓦のような構造。仙骨が傾くと背骨が反ってしまい、瓦の部分の骨と骨が当たって痛みを引き起こします。つまり、仙骨が傾くことにより背骨の反りが強くなることで、瓦状の骨と骨が当たることが腰の痛みの原因なのです。

逆にいうと、仙骨の角度が正常になれば、背骨にストレスがかからなくなるということ。そして、自分の正しい仙骨の角度が簡単にわかる方法があるのです。

腰痛の原因は仙骨の角度


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痛みに苦しんでいる人の仙骨の角度

神戸先生は、仙骨の角度をレントゲン写真によって収集。数々のデータを解析したところ、正常な人の仙骨の角度は22~25度ということがわかったのです。

実際、腰の痛みに苦しんでいる40~60代の男女の仙骨の角度をレントゲン写真で測定すると、いずれも30~32度でした。とある50代女性の場合は、41度だったのです。

この仙骨の角度はレントゲン写真を使わなくても簡単に知る方法があります。仙骨と平行に位置する骨盤がポイントになります。骨盤の傾きをチェックすることで、仙骨の傾きがわかるのです。


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5円玉を使って仙骨の角度を測る

仙骨の角度の測り方は、まず「かかと・お尻・肩甲骨・後頭部」が一直線に揃うようにまっすぐ立ちます。それぞれを壁に付けて立てつとよいでしょう。

この姿勢で、腰骨のもっとも出っ張った部分に印を付けてください。続いて、足の付け根、つまり大腿骨のでっぱった部分にも印を付けます。

そして、紐のついた5円玉を使って、腰骨の印からまっすぐ下に向かって線を引き、2つの印を結んだ線との角度を計測。これが仙骨の角度になるのです。


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仙骨による痛みを悪化させる原因

仙骨の傾きは寝ながら治すことができます。用意するのは、少し固めの抱き枕です。仰向けに寝た状態でひざの下にこの抱き枕を入れます。あとは足を肩幅に開いて寝るだけです。

仙骨が傾いていると、仰向けでひざを伸ばして寝ると背中と床にすき間ができます。この状態が痛みを悪化させる原因。そして、この反りはひざを曲げるだけで解消。そのために抱き枕を入れるわけです。

抱き枕を選ぶポイントは、ひざの下に入れた状態で背中の隙間がなくなるサイズ。抱き枕でなくても、折りたたんだ毛布でも十分に効果があります。

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