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ネイマールのスパイクに刻まれた文字の秘密

ブラジルの至宝とも呼ばれるサッカーW杯ブラジル代表のネイマール。そのスパイクには「ALEGRIA(アレグリア)」の文字が刻まれています。その言葉の意味するものとは何なのでしょうか? 6月1日放送『ミラクルボディー』の「W杯ネイマール変幻自在の至宝」で取り上げられていました。



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ネイマールのスパイクに刻まれた文字の秘密


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スパイクの文字は父からの教えだった

サッカーの王様・ペレを初めとして、ブラジル代表の名だたる選手が付けてきたのが背番号「10番」。ネイマールが初めてそれを付けたのは2013年6月、コンフェデーレションズカップの直前でした。

しかし、このときネイマールはスランプに陥っていました。半年の間に、ブラジル代表の7試合で決めたゴールはわずか「3」です。とくに競合相手では厳しくマークされ、1点も挙げられませんでした。

結果を出せなければ、ブラジルのファンは容赦しません。新聞には「ネイマールにエースの資格はあるのか」の見出し。ペレも「代表では普通の選手に成り下がってしまう」「ブラジルの10番にふさわしくない」と口にしたほどです。

そんなネイマールを支えていたのが、スパイクに刻まれた「ALEGRIA」でした。日本語で「楽しむ」という意味。「どんなにつらくてもサッカーを楽しむ」…小さいころからの父からの教えです。ネイマール本人も「楽しむことを忘れなければ結果は自然とついてくる」と信じていました。


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ネイマールの父親の言葉が「ALEGRIA」

子どものころのネイマールは体も小さく、足もそれほど速くありません。そんなネイマールにサッカーを勧めたのは、自らもプロ選手だった父親です。そして、繰り返し息子にいっていた言葉が「ALEGRIA=楽しむ」でした。そこには父親自身の苦い経験があったのです。

プロとはいえ3部リーグにいた父親の給料は安定せず、家族を養うだけで精いっぱい。ミスに怯え、サッカーを楽しむ余裕はありませんでした。だからこそ、息子には好きなサッカーを思いっきりやるようにいっていたのです。

そして、10番を初めて背負って臨んだ大舞台がコンフェデレーションズ杯。ネイマールはその輝きを取り戻して、5試合で4得点を挙げる大活躍。祖国ブラジルを優勝に導いただけでなく、最優秀選手にも選ばれたのでした。

■6月1日放送『ミラクルボディー』
【W杯ネイマール変幻自在の至宝】
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