シャビ「知能テスト」状況把握が超速かった
スペインの持ち味は「華麗なパスサッカー」。その戦術をコントロールしているのが司令塔のシャビです。常に顔を上げ、首を振って周りを見渡して、刻一刻と変わる状況を把握しながらチームに指示を与えている、その「頭脳」に迫ります。3月22日放送『ミラクルボディー』の「サッカーW杯のヒーローたち」で紹介されていました。
目次
シャビはピッチ状況をすべてが把握している
「ピッチがどのくらい見えているか」という質問に対して、シャビは「すべて見えている」とのこと。「とくに味方の位置。どこが攻撃の起点か、スペースはあるか、パスをもらったら必ず2対1を作って攻撃する」といいます。
さらに「ぼくは1対1に強いタイプではない。数的優位な場所を探して、ベストな形で攻撃できるように常に考えてプレーしている」のです。
そこでシャビには、数字や使った筆記テストを受けてもらいました。まずは、A3程度の紙に不規則に並んだ1~16の丸数字を、順番に線でつなぐというテストです。
シャビは瞬時に次々と判断を下す能力が高い
分析するのは、脳の働きの中の「実行機能」と呼ばれるもの。現在の行動による将来の結果を予測した上で、とるべき行動を決める機能です。サッカー選手は試合中ずっと実行機能のフル活動が求められます。刻々と変わる試合の状況を目で見て、その情報を元にどう動くか瞬時に正確な判断をしなければなりません。
続いてのテストは、白と黒の点が同じ配置でA4用紙に20~30枠ほど並んでいます。このうち白い点のみを、1分間にすべて違う書った順とデザインで結んでいくテストです。記憶、分析、発想といった能力が求められます。
これらのテストの結果、シャビは置かれた状況の中で瞬時に次々と判断を下していく能力が、極めて高いことがあらためて浮き彫りになりました。周囲の状況を把握するスピードは非常に速く、紙の上で数字や文字を見つける速さは目を見張るものでした。
■3月22日放送『ミラクルボディー』
【サッカーW杯のヒーローたち】
ネイマール強烈シュートの秘密は「つま先」
「筋肉収縮」を捉えるネイマールのドリブル
ネイマール実践!相手の動きを模倣する練習
「直観力」がハンパないシャビのMRI検査!
■6月1日放送『ミラクルボディー』
【W杯ネイマール変幻自在の至宝】
ネイマールのスパイクに刻まれた文字の秘密
ネイマールの真骨頂!伸びるシュートの理由
普通はヌンチャク!?ネイマールの足は「ムチ」