「加湿器+天然水」でレジオネラ菌が生成!?
多くの動物たちが冬眠する「冬」ですが、冬こそ気をつけなければならない危険生物にがいます。冬の必須アイテムといえば「加湿器」ですが、少し使い方を間違えると、とんでもない危険生物を生み出してしまうのです。1月20日放送『1分間の深イイ話』で紹介されていました。
その危険生物とは「レジオネラ菌」です。この菌は、通常は河川や土壌などに生息している細菌。これを肺に吸い込むと「レジオネラ症」と呼ばれる感染症になってしまうのです。
高齢者など抵抗力の低い人に感染しやすく、発症すると発熱やひどい肺炎を引き起こします。2012年には「903人」の感染者と「58人」もの死亡者を出している恐ろしい病気です。
それにしても、なぜ加湿器がレジオネラ菌を生み出してしまうのでしょう? それは、加湿器に「天然水」を使ってしまったときにおこります。塩素消毒されていない天然水は、さまざまな微生物を増やす原因になります。
対策はいたってシンプル。必ず「水道水」を使うことです。取扱説明書にも書いてあります。また、加湿器をこまめに掃除することも重要です。