ストレートネックの原因を三角枕で解消する
スマホやパソコンの使いすぎでストレートネックに悩む人は多いはず。そんなときは費用ゼロのダンボールで簡単に作れる「三角枕」がオススメです。三角枕で仰向けになるだけで、頚椎の正しい湾曲を取り戻せます。ストレートネックの原因とその解消法を紹介しましょう。
目次
ストレートネックは頚椎がまっすぐ
背骨は7個の頚椎、12個の胸椎、5個の腰椎、そして仙骨と尾骨から構成されています。そして、背骨はまっすぐに伸びているのではなく、S字を描いているもの。頚椎のところが前に反り、胸椎のところが丸まっています。そして、腰椎のところで再び前に反って、仙骨と尾骨のところで丸まっているのです。
背骨がこのような形になったのは、重い頭を支えて二足歩行を可能にするため。とはいえ、背骨は生まれたときからS字を描いているわけではありません。胎児のときは背骨全体が丸まっています。
それが首が座るころから頚椎が反りはじめ、10代に入ってから背骨のS字が完成。その後も背骨はさまざまな影響を受けて、変化していきます。
そして、近年目立っているのが、本来は前に反っているべき頚椎がまっすぐになってしまう「ストレートネック」です。パソコンやスマホを毎日長時間使うことで姿勢の悪い人が増えていることが原因といわれています。
ストレートネック解消の三角枕を作る
頚椎の湾曲は頭の重みを受け止め、それを支えるのに欠かせません。これがまっすぐに伸びてしまうストレートネックは、肩こりや手のしびれ、頭痛やめまいなどを引き起こします。
このストレートネックの解消に役立つのが「三角枕」です。ダンボールで簡単に作れるので、ほとんどお金がかかりません。
三角枕は、横から見ると1辺が10cmの正三角形です。幅は20cmあれば十分です。タテに35cm、ヨコに20cmのダンボールを用意。下から10cmごとに折り曲げていって、余った5cm部分にガムテープを貼って固定します。ヨコに切れ込みを入れるときれいに折りやすいでしょう。
ストレートネックが三角枕で治る理由
ストレートネックを解消する三角枕の使い方は、床や布団の上に置いて仰向けになって寝るだけです。髪の生え際に三角形の頂点が当たるようにします。首の力を抜いて、5~10分ほど横になるだけです。
使うときの注意点としては、三角枕の上に折りたたんだタオルなどを必ず置くこと。三角枕全体をタオルで巻いてしまってもよいでしょう。実際に寝てみると、とても気持ちがいいものです。
三角枕を首に当てるストレートネックが治る理由は、頚椎を正しい湾曲に治す助けになるため。頚椎が正しい湾曲を取り戻せさえすれば、ストレートネックによる手のしびれや肩こり、頭痛やめまいが改善されるでしょう。
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