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首が痛い原因…スマホ操作は8歳児の肩車と同じ

スマホを覗き込む姿勢は8歳児を肩車しているのと同じ負荷がかかっていることが判明しました。これはアメリカの医学専門誌が最新の人体モデルで新たに算出したもの。重さにして60ポンド(27kg)もの負荷が頚椎にかかることがストレートネックの原因なのです。



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首が痛い原因…スマホ操作は8歳児の肩車と同じ


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スマホの負荷で手術が必要になる

60ポンドというのは大人用の4号ボーリング玉や買い物袋6個分、または8歳児に相当する重さといいます。『Surgical Technology International』によると、人間の平均的な頭部の重さは10~12ポンド(4.5~5.4kg)です。

それがスマホでFacebookをチェックしたりメールを送ったり、グーグルで検索したりすることで、頭部にかかる負荷は上昇。首が15度前傾すると27ポンド(12kg)、30度で40ポンド(18kg)、45度で49ポンド(22kg)、60度で60ポンド(27kg)の負荷がかかるのです。

ニールセンの調査によると、アメリカ人はスマホを1日あたり1時間ほど使っています。スマホを目線と平行に使うようにしないと、そのあいだ絶えず背骨に負荷をかけていることになるのです。同誌は「このストレスが続くと最終的には手術が必要になるかもしれない」と警鐘を鳴らしています。


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ストレートネックを防ぐ工夫

ストレートネックは、スマホなどを下向きに見ることによっておこる頚椎のゆがみ。正常なら前に反っている頚椎が、前傾による頭部の負荷によって変形。真っ直ぐになってしまう状態をいいます。

ストレートネックが引き起こす症状は、慢性的な頭痛や首の痛み、肩こりなど。首の筋肉が引っ張られることによって、腰痛にまでその影響は及ぶのです。スマホの普及とともに、注目されている現代病といえます。

ストレートネックを防ぐには、スマホ画面と目線を平行に保つように心がけることが大切。スマホを持つときは反対側の手で握りこぶしを作って、それをわきの下に入れるなど工夫するとよいでしょう。

なお、この記事はオピニオン雑誌『The Atlantic』のオンライン版に掲載された記事を元に制作しています。

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