食事後が高い「隠れ中性脂肪」を改善する秘策
健康診断では異常がないのに、食事後に中性脂肪の数値が上がってしまうのが「食後高脂血症」という病気。心筋梗塞や狭心症になる危険性が高まっています。そんな食事後におこる高脂血症を改善する秘策とは何でしょうか? 9月24日放送『ためしてガッテン』の「心筋梗塞を防ぐ新常識」で紹介されていました。
目次
隠れ中性脂肪の改善には運動が一番
食事後におこる高脂血症「食後高脂血症」を改善するポイントは、血液中の中性脂肪を分解する酵素「リポたんぱくリパーゼ」をいかに活性化できるかどうか。その一番の方法は「運動すること」です。
そしてもう1つ、同じだけ重要なのが「内臓脂肪を減らすこと」。これは運動することによって減るものなので、表裏一体といえるかもしれません。
食事のポイントとしては、食べる量を減らすのが一番簡単な方法。また、動物性脂肪の摂取を控えることも有効です。
また、リポたんぱくリパーゼは筋肉組織を流れる毛細血管に多く存在しています。筋肉は多くエネルギーを使う部位であるため、そのぶんリポたんぱくリパーゼも多く存在するというわけ。このため、筋肉が増えればリポたんぱくリパーゼも増えるのです。
中性脂肪が高い人は清涼飲料水に注意
血液のにごりを解消する運動といっても、めちゃくちゃ筋トレをする必要はありません。毎日1時間のウォーキングなどでも十分に効果があります。
実際に血液のにごりがあった人がウォーキングを2週間実践したところ、見事に血液のにごりが改善していました。運動量の目安としては1日30分以上の早足ウォーキングです。
もう1つ、食後高脂血症を改善するポイントは「果糖を摂りすぎない」ことです。果糖は中性脂肪を上げやすい性質を持っています。甘いものを食べるのを控えたり、果糖が多く含まれる清涼飲料水の摂りすぎに注意しましょう。
■9月24日放送『ためしてガッテン』
【心筋梗塞を防ぐ新常識】
中性脂肪が高い人はスポーツドリンクに注意!!
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