寝苦しい夜でも快眠!寝る前にすべき暑さ対策
1年で一番、睡眠が悪くなるのは真夏と真冬。睡眠に関する相談に来る患者が増えるといいます。とくに寝苦しい夜が続く季節、どうすれば快適な睡眠環境を作れるのでしょうか? そこで寝る前にすべき暑さ対策を紹介します。8月3日放送『駆け込みドクター!』の「快眠術で健康になる」で紹介されていました。
目次
寝る前にクーラーを止めるのはNG
寝る前にクーラーを止めるの人は多いのでは? じつは寝る前にクーラーを切ると寝つきを悪くします。クーラーを停止して上昇するのは湿度です。
人は汗が蒸発することで体内の熱を外に逃がし、体温を下げています。しかし、湿度が高いと汗をかいても蒸発せず、体内に熱がこもって寝苦しくなってしまうのです。
快適な睡眠環境は、室温が27度、湿度が50~60%といわれています。クーラーは27度に設定して、就寝中もつけたままにしておくのがオススメです。クーラーが苦手な人は、窓を開けるなどして空気を循環させるとよいでしょう。
寝苦しいときはお腹にだけ布団をかける
暑い季節に全身を覆うように布団をかけるのは、寝つきを悪くするポイントです。人は睡眠中に手足から熱を放出することで体温を下げ、スムーズに眠りにつくことができます。
効率よく熱を放出するには、寝る前にお腹にだけに布団をかけるのがオススメ。こうすると、手足から熱が逃げやすくなります。
扇風機の風が体に直接あたって熱が奪われすぎると、手足の末端が冷えて睡眠を妨げてしまいます。扇風機の風は体に直接あたらないよう、壁に向けるのが効果的です。寝る前にしっかりセットしておきましょう
壁にあたった扇風機の風は、室内に気流を作ります。この風が適度に体の放熱を促して、快適な睡眠になるのです。人が寝ていて気流がないと、部屋の中に温度差と湿度差ができてしまいます。部屋全体をかくはんさせることで、温度と湿度のムラをなくすことが大切なのです。
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