健康生活の知恵袋
巷で話題の健康情報を紹介しています。

ヒートショックプロテイン入浴法で免疫力アップ

「ヒートショックプロテイン入浴法」は、なんと「入浴の仕方ひとつで病気知らずの健康な体になれる」というものです。秘密のカギは、誰もが体内に備えているという「ヒートショックプロテイン」にあります。その効果は「内臓の傷の修復」「運動能力の向上」だけでなく、そして「免疫力の増強」にまで及ぶのです。



スポンサーリンク
ヒートショックプロテイン入浴法で免疫力アップ


スポンサーリンク

 外的要因によって傷ついたタンパク質を修復

ヒートショックプロテインの役割は名前が現しています。「ヒート=熱」という「ショック=刺激」を与えることで増加する「プロテイン=タンパク質」という意味です。

このヒートショックプロテインは、人間を始めとするほとんどの生物の細胞内に存在。さまざまな外的要因によって傷ついた細胞内のタンパク質を修復するのです。別名「タンパク質の修理屋さん」の異名をとっています。

例えば「風邪」というのは「体内のタンパク質がウイルスなどで傷ついて変化してしまう」せいでおこるものですが、ヒートショックプロテインは「傷ついたタンパク質を正常な形に戻す」ことで健康を回復させてくれるのです。


スポンサーリンク

加温したトマトは熟すのが遅くなっている

ヒートショックプロテインの効力が確認できる「卵」を使った実験を見てみましょう。水で薄めた卵白を2本の試験管に入れて、片方にヒートショックプロテインを注入。両方を同時にお湯の中に入れるのです。

数分後、何も入れていない卵白は白く固まり始めました。しかし、ヒートショックプロテインを入れた卵白は透明なままです。これこそが、「タンパク質が変性することを防ぐ」という効果。通常なら正常さを保てない高熱にさらされたタンパク質を、ヒートショックプロテインが守ってくれたのです。

ヒートショックプロテインのパワーを検証する、もうひとつの実験も見てみましょう。まず熟していない「トマト」を用意して、42度のお湯に入れてから保温器で24時間保温。その後、常温で1週間置いてみるというものです。

その結果、加温したトマトは熟すのが遅くなっている…ということがわかりました。これは、熱を加えたことでトマト内のヒートショックプロテインが増加。酸化という「タンパク質の変性要因」を防いだというわけです。


スポンサーリンク

効果が最大になるのは入浴法を行った2日後

こういったパワーを利用するのが「ヒートショックプロテイン入浴法」。お風呂に入る時間を調整して、一時的に体温を上げることて体内のヒートショックプロテインを効率的に増やすという入浴法です。

基本的には、熱めのお湯でしっかり体を温めます。お風呂の温度ごとにお湯につかる時間の目安は下記のとおりです。

【ヒートショックプロテイン入浴法】

  • 42度のお風呂 10分間
  • 41度のお風呂 15分間
  • 40度のお風呂 20分間

さらに入浴後には「15分間しっかり保温する」「常温の水を500㏄ほど補給する」ことを忘れてはいけません。ただし、この入浴法は毎日続けてしまうと、体が熱刺激に慣れて負荷が掛からなってしまうため、ヒートショックプロテインが増加しづらくなります。

そして、ヒートショックプロテインの量が最大になるのは、この入浴法を行った2日後です。ここをピークに1~3日ぐらいは効果が持続します。このため、週に2回ほどこの入浴法を行うのが有効でしょう。

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事




Warning: Use of undefined constant THEME_IMAGE_URI - assumed 'THEME_IMAGE_URI' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/malomalo/tctv.ne.jp/public_html/wp-content/themes/orange-and-black-kenko/functions.php on line 256