「ウォーミングアップ」が若々しい胃を作る

若々しくて健康的な「胃」を持つ1947年生まれの西郷輝彦さんは「食事にかける時間」と「セロトニンの分泌」によって、それを維持していました。といっても、すぐに生活習慣を変えるというわけにはいきません。そこで、すぐに実践できる胃を若々しく保つ健康法を紹介します。10月8日放送『みんなの家庭の医学』の「有名人から学ぶ身体が老けない4つの秘密」で放送されていました。

西郷輝彦の胃のウォーミングアップ

胃のスペシャリスト・兵庫医科大学の三輪洋人先生によると、西郷輝彦さんの生活のなかで行われている「胃のウォーミングアップ」は、誰でもすぐに実践できる胃の若さにつながる健康法といいます。

胃に食べ物が入る前に、どういう状態になっているかは意外に重要なポイント。何も準備もしないままに食べ物が入ってくるよりは、胃がちゃんと受け入れる準備をしているほうが胃の働きはよくなります。

すぐに実践できる、胃を若々しく保つための秘密は「胃のウォーミングアップ」。その具体的なアクションは次のとおりです。

食事前のストレッチ
料理を手伝う
食前酒

食前酒は胃を刺激して血流をよくする

1つは「ストレッチ」。これが胃の血流をよくします。食べ物が入る前に、胃の血流がよくなっているほうが消化によいのです。ウォーキングなども効果はありますが、簡単なストレッチ程度でも十分に効果的。おなかに刺激が伝わる運動を無理なく行うのがよいといいます。

2つめは「料理を手伝う」こと。料理を手伝うことによって、目で見る「視覚」やニオイをかぐ「嗅覚」が刺激されて、これが食欲の増進や遺産の分泌につながるのです。食べ物が入ってくる前に、あらかじめ胃酸が分泌されていることが胃のウォーミングアップになります。そうすると、より消化がよくなり胃の負担が軽減できるのです。

3つめは「食前酒」です。食前酒は、まず胃を刺激して胃の血流をよくします。そして、カロリーが少し入っているので胃の上部を広げます。とくにビールなどは炭酸が入っているため、血流をよくしてくれるのです。

分量としては、一口程度の食前酒が効果的。そして、前菜やスープを先に摂って、胃が広がるようにウォーミングアップさせることも肝心です。

■10月8日放送『みんなの家庭の医学』
【有名人から学ぶ身体が老けない4つの秘密】
西郷輝彦の胃は実年齢より20歳も若かった!!
若々しい胃を保つ西郷輝彦の1日に密着した
 健康な胃を作るセロトニン分泌の方法とは？