マテ茶に発がんリスク!?本当の因果関係は?
飲むサラダともいわれる「マテ茶」は、ビタミンやミネラルの含有量が極めて高く、野菜の栽培が困難な南米の一部の地域では重要な栄養摂取源の一つとなっているほど。しかし、一方で発がん性のリスクついての指摘もあります。はたして、マテ茶はカラダに悪い飲み物なのでしょうか?
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マテ茶の飲み方が癌発生に関係する
マテ茶の飲用とガン、とく口腔および食道部位でのがん発生との関連に関する研究により、因果関係のあることを指摘する報告があるのは事実です。しかし、それらはマテ茶の飲み方と飲む温度に深く関わっています。
伝統的なマテ茶の飲用はボンビラという茶器と金属製のストローを用いるのが一般的。この飲用法では高温のお茶が直接に口腔内や食道に触れることになるため、高温によって炎症がおこり、それががん発症に関係するのです。
市販の飲料やティーバッグなら問題なし
マテ茶の飲用と前立腺がんに関する研究でも、ボンビラを用いた飲用との因果関係は見られますが、ティーバッグタイプのマテ茶の飲用ではその因果関係は認められていません。また、口腔がんや食道がんにおいても冷やしたマテ茶を飲用している場合は因果関係がないことが報告されています。
がん予防に熱い物を摂取しないこととあるように、マテ茶に限らずその他の飲料も高温の状態で飲用しないことが重要。市販されている飲料やティーバッグなら、安心して飲んで問題ありません。
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