健康生活の知恵袋
巷で話題の健康情報を紹介しています。

長寿の村は「麦・モロヘイヤ・酒まんじゅう」

山梨県棡原(ゆずりはら)は人口1,144人の集落。人口に対する75歳以上のご長寿の割合が21.2%も占めています。何を食べると長生きできるのでしょう? 8月4日放送の『駆け込みドクター!』で「ニッポンが誇る長寿村!その秘密は”食”にあったスペシャル」で紹介されていました。



スポンサーリンク
long4

棡原の食の中心となったのが「麦」です。山間で斜面が多く水田が広がらなかったため、畑で育つ麦が食の主流となっています。「麦ご飯」は食物繊維が豊富に含まれ、血糖値の上昇を抑える働きがあります。カルシウムやマグネシウムも豊富に含まれています。

もう1つの棡原の長寿食材は「野菜たっぷりお味噌汁」。菜っ葉の代表格ホンレンソウにはカロテンが豊富で、老化防止に効果があるといわれています。

「甘酒」も棡原の長寿ポイント。棡原でよく食べられている「酒まんじゅう」は、別名「長寿まんじゅう」とも呼ばれるもの。小麦粉とともに「甘酒」を練り込んで作っています。

甘酒といえば、酒粕をお湯にとき砂糖などで味付けしたものが最近の主流。しかし、ここで作られているのは米と麹を使ってじっくりと発酵させた甘酒です。

この製法で作られた甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養が豊富。点滴と同じ栄養分であるブドウ糖やビタミン、アミノ酸が豊富に含まれているためです。酒まんじゅうには人間に必要な多くの栄養素が詰まっています。

標高500mに位置するこの地は、家や畑が斜面に広がっているためアップダウンが激しく、自然と足腰が強くなるのです。その斜面で栽培されている「モロヘイヤ」も長寿ポイント。別名「王様の野菜」と呼ばれるこの食材には、カルシウムやβカロテンが豊富。疲労回復を促すミネラルも豊富に含みます。

「せいだのたまじ」という郷土料理もポイント。ジャガイモの栄養素を最大限に引き出すお料理です。棡原では小さいジャガイモを「たまじ」と呼びますが、この小ささがポイントになります。

まずはジャガイモを皮付きのまま炒めますが、じつは皮にはビタミンが豊富。それを酒と味噌、砂糖と煮込むこと1時間で完成。皮のままいただくという先人の知恵が生んだ一品です。

「味噌煮込みうどん」も長寿ポイント。収穫したばかりの大根をふんだんに入れて、いんげんと一緒に入れます。味付けは自家製の味噌。余計な調味料はいっさい使いません。塩分控えめです。

■8月4日放送『駆け込みドクター!』
【ニッポンが誇る長寿村!その秘密は”食”にあったスペシャル】

沖縄の長寿はシークワーサーに秘訣アリ!
長野はニラせんべいとシソジュースが長寿食材
日本が誇る長寿村のオススメ食材ベスト9
善玉コレステロール不足はに大豆タンパクとEPA

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事