チョコレート効果!森永製菓社員は高血圧知らず
チョコレートには高血圧の予防・改善効果があるといわれています。そこで、実際にチョコレートをよく食べている人はその効果で血圧が高くないかを検証しました。すると森永製菓の社員には高血圧患者がいなかったのです。『みんなの家庭の医学』で特集していました。
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チョコレート効果で驚くべき結果
チョコレートの効果がよく現れているだろう人といえばお菓子メーカーの社員。ということで、森永製菓の社員の血圧を調査しました。今回は仕事でよくチョコレートを食べる工場と研究室の写真の血圧チェックを実施。高血圧が急増する30代以上の9名が参加しています。
1日に板チョコ3枚分を食べる45歳の男性は128/84。多い日はココアを1リットル飲む44歳の女性は102の62でした。血圧の正常値は最高血圧が130未満、最低血圧が85未満です。それを超えると「高血圧予備軍」となり、最高/最低それぞれが140/90を超えると、完全な高血圧患者ということになります。
ほかの人たちの結果も合わせて、なんと全員が正常値。毎日、検食や試飲をしているチョコレート効果で驚くべき結果となりました。
チョコレート効果が出る目安とは
チョコレートはカロリーが高く糖分も多いため、健康に害があるとわれ続けてきました。それがここ10年ほどは、カカオの量の多いダークチョコレートには高血圧の予防効果があるとわかってきたのです。
チョコレート効果が出る目安は、板チョコは1日あたり3分2から半分程度。チョコひとかけらほどでも血圧が低下したという研究もあるため、少量でも長期的に食べていけば効果は期待できるでしょう。
なおダークチョコレートの場合、ミルクチョコレートよりも脂質が1.2~1.5倍多いといいます。このため、食べすぎには注意して、ほかの食事とのバランスを考えることが大切です。