すぐできる!腹筋インナーマッスルのトレーニング法
腹筋運動だけではお腹の肉は落ちません。アウターマッスルと呼ばれる表面的な問題ではなく、じつは体の幹そのものを細くする内面的な「インナーマッスル」に秘密があるのです。表面的な脂肪を落とすのではなく、まずはそのベースとなる体の幹を強く細くすることが大切。さらにいえば、ベースができた上で腹筋を行うことで、いわゆる「腹筋が割れる」状態を作ることも夢ではありません。さっそく「腹筋インナーマッスル」を鍛えるためのトレーニング方法を見ていきましょう。
目次
腹筋インナーマッスルのトレーニング
腹筋インナーマッスルのトレーニングのベースは「腹式呼吸」です。呼吸法には、ろっ骨を広げたり閉じたりする「胸式呼吸」と、腹を出したり引っ込めたりすることにより横隔膜を上下させる「腹式呼吸」とがあります。
腹筋インナーマッスルのトレーニングでは、吐くときに腹をへこませ、吸うときに腹を膨らませる「腹式呼吸」の動きが基本になります。何度か腹式呼吸を繰り返したのち、息を吐き切った状態、すなわちお腹をペチャンコにへこませた状態をキープします。
下腹部、腹部の中ほど、そして胃のあたりの上部を触ってください。カチカチに筋肉が固くなっているはずです。この状態をキープすることが、腹筋インナーマッスルを鍛えている状態になります。
オフィスでインナーマッスルを鍛える
初めのうちは、息を止めた状態でないとお腹のへこみを維持できませんが、慣れてくるとそれを維持したまま呼吸ができるようになるはず。そうしてキープする時間を長くすればするほど、腹筋インナーマッスルが鍛えられるというわけです。
もし立った状態で試すなら、足を肩幅よりやや広めに開いた状態でひざを軽く曲げ、骨盤を後ろに寝かすようにするとよいでしょう。お腹をやや後ろに引いた状態です。
これを30秒~1分ほど、気が向いたときに行えばOKです。オフィスでコピーを待つ時間など、ちょっとしたすきま時間に腹筋インナーマッスルを鍛えるとよいでしょう。
お風呂でインナーマッスルを鍛える
ただし、すきま時間に腹筋インナーマッスルを鍛えるといっても、よほどの強い意志がないと継続しないもの。トレーニングの時間も短いため、効果が現るにも時間がかかります。
そこでオススメは、お風呂で体を洗うときにお腹をへこませたままにする…という方法。これなら毎日必ず行うという意味で習慣化されますし、いくら汗をかいても気になりません。
さらに、体を洗う際には上体をねじったり折り曲げたりと、腹筋インナーマッスルに負荷がかかるので効果がアップします。実際にやってみると、体を洗い終わるころには、息が少し荒くなっているほどです。
インナーマッスルは腹横筋と腹斜筋
この腹筋インナーマッスルで鍛えられるのは、とくに「腹横筋」と「腹斜筋」。腹部の深部にあるインナーマッスルで、お腹を引っ込めるために働く筋肉です。この腹横筋と腹斜筋にはこのほか、腹圧を上げ体幹を固定し、内臓を正しい位置に収める役割があります。
じつは、腹筋インナーマッスルのトレーニングは、内臓が正しい位置に収まるようにすることも目的です。お腹に肉が付いてるように見えるのは、内臓の位置が下がっていることも原因。それを解消するのが腹筋インナーマッスルなのです。
腹筋インナーマッスルは、鍛えることで脂肪燃焼と内臓の位置補正が実現。ダブルの効果で、お腹に付いた肉を解消してくれるトレーニングなのです。
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