ひねりを加えると使われる筋肉量が4倍に!
ふだんの動きに「ひねり」を加えると、筋肉をより効率よく動かせるだけでなく、代謝をアップさせることができます。ひねりを加えた動きは使われる筋肉量を4倍にするため、効率的に筋肉を鍛えることができるのです。9月9日放送『主治医が見つかる診療所』の「代謝UPスペシャル決定版」で紹介されていました。
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ひねりを加えると使われる熱量が増える
この方法を考案したのが、年間最多1,700本のパーソナルトレーニングを指導しているプロスポーツトレーナーの松井薫さん。松井さん本人も元トップボディビルダーという、まさに筋肉のスペシャリストです。そんな松井さんが、筋肉をより効率よく働かせる方法を研究。その結果、画期的な方法にたどり着いたのです。それが「ひねる」という動きです。
日常生活で私たちは前に動くための筋肉しか、ほとんど使っていません。一方、ひねる動きは横に移動する筋肉や後ろに進む筋肉など、ふだん使わない筋肉を使うことができるのです。
実際、ひねると筋肉はどのように動くのでしょうか? 二の腕を使って見てみると、腕を曲げて力こぶを作った状態で、握ったこぶしをさらに内側に絞り込むと、力こぶが動くのがわかるはず。これが、ひねることで多くの筋肉が使われたことの証拠です。
これを全身に当てはめると、前方向だけで使われていた熱量に、さらにプラスアルファの熱量が増えるということ。ふだん使わない筋肉を使うことによって、基礎代謝量=熱量が上がってやせやすくなるということです。
ひねりを加えると筋電計が4倍になった
それでは、ひねるときとひねらないときで、使われる筋肉量はどれくらい違うのでしょうか? 筋肉が動いたときに出る電気信号を測定する「筋電計」を付けて測定してみました。
力こぶの動作で測定すると、ひねらないときは「200マイクロボルト」でした。これにひねりを加えると、筋電計は「800マイクロボルト」。ひねらないときと比べて、4倍もの値を示しました。エネルギー消費量が4倍になったということです。さらに、ウエストの筋肉でも同様の測定を行うと、ひねらないときに比べて、筋肉が3倍も使われていました。
松井さんが提唱する「ヒネルトレーニング」は、カロリーを多く消費するのと同時に、筋肉も効率よく鍛えられるといいます。つまり代謝がアップして、やせやすいからだが作れるのです。
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