「アルカリ性ダイエット」はどんな効果がある?
海外セレブでいま話題になっているのが「アルカリ性ダイエット」。グウィネス・パルトロウをはじめ、ブラピ元妻のジェニファー・アニストンやヴィクトリア・ベッカムらのハリウッドセレブたちがハマっているのです。はたして、アルカリ性ダイエットはどのようなメカニズムで痩せられるのでしょうか?
目次
アルカリ性ダイエットには健康効果
アルカリ性ダイエットは、食べ物を「酸性」と「アルカリ性」に分類。そして、食事のほとんどをアルカリ性の食品にすることで、肝臓や腎臓の負担を減らそうというものです。これによって腸の働きが活発になって、やせやすい体質になるわけです。
ダイエット効果はもちろんのこと、頭痛や心臓病、筋肉痛、不眠症の予防など、さまざまな健康効果まであるとされます。この方法で10kgもの減量に成功した人もいるとか。
「アルカリ性」と「酸性」は、その食品自体で区別されるのではありません。最終的にどのようなミネラルが残るかによって区別されます。その測定は、食品を燃やした灰を水中に入れて溶出成分を含む水溶液を調製し、その水溶液のpH値を計測します。
たとえば野菜や果物は、ナトリウム/カリウム/カルシウム/マグネシウムなどのミネラルが残ります。これらのミネラルはアルカリ性ですので「アルカリ性食品」と呼ばれています。
アルカリ性ダイエットの実践方法
肉や魚、お米などを燃やした灰の成分は、硫黄/塩素/リンなどで、これらのミネラルは体内に入ると、リン酸/硫酸/塩酸になります。このため、これらの食品は「酸性食品」と呼ばれるわけです。
ハリウッドセレブで話題になっている「アルカリ性ダイエット」。それでは、具体的にはどのように実践すればよいのでしょう?
アルカリ性ダイエットでは、食事の70%をアルカリ性の食品にして、体のpHバランスを理想的な値にするという事を目標にしています。pH値は「0」が完全に酸性で、「14」が完全なアルカリ性。「7」が中性です。人体では、胃の中は1.35~3.5程度のpH値で酸性、血液は7.45~7.35の弱アルカリ性です。
アルカリ性ダイエット法では、でんぷん質を多く含む穀物や野菜、白米やパンなどの小麦製品、乳製品、肉や魚、貝類などの酸性の食物は摂り過ぎないようにします。また、紅茶、コーヒー、砂糖、甘味飲料、アルコールはNGです。
アルカリ性ダイエットは偏りすぎない
つまり、アルカリ性ダイエットのルールは、野菜と果物など植物性の食品が中心になります。控えるべき食品は、高タンパク・高脂肪・糖質過多になりがちなものばかりですから、ベジタリアンの食事とも相通ずるものがあります。
ただし、アルカリ性の食品ばかりを食べていれば、体のpHバランスが整うというわけではありません。血液が弱アルカリ性に保たれているのは、さまざまな生体機能が複雑に絡み合って調整されているからであり、食べた物によって左右されるわけではないのです。
アルカリ性ダイエットで野菜を多く摂るのはもちろんよいことですが、いろいろな食品を食べることで体はうまく機能するもの。酸性の食品もアルカリ性食品も体にとってはどちらも必要ですので、あまり偏った食事は避けたほうがよさそうです。
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