内臓脂肪レベルを減らすチャンスは「空腹感」
内臓脂肪レベルを測定できる体重計もあって、内臓脂肪の数値が身近になってきました。それではこの内臓脂肪レベルを減らすには、どうすればよいでしょう? じつは内臓脂肪レベルを減らすチャンスは「空腹感」。空腹感を感じるとき、内臓脂肪レベルは下がっているのです。
目次
内臓脂肪レベルは変動しやすい性質
よくいわれるたとえが「内臓脂肪は普通預金で皮下脂肪は定期預金」というもの。皮下脂肪は、いったん溜まってしまうとなかなか減らすことができません。
しかし、内臓脂肪は運動すればすぐに減って、食べ過ぎれば増える…という変動しやすい性質を持っています。その意味で、内臓脂肪レベルを減らすことは難しいことではないのです。
ダイエットが順調に進んで脂肪が減っていくときには、二の腕や太ももなどの皮下脂肪よりも、お腹まわりの内臓脂肪のほうが先に減ります。太ももを鍛えても、二の腕をトレーニングしても、減っていくのはお腹まわりの内臓脂肪からなのです。
内臓脂肪レベルが使われるサイン
この内臓脂肪レベルを減らせているというサインが「空腹感」。空腹感を感じているときは、内臓脂肪がエネルギーとして使われているサインなのです。
このため、できるだけ空腹を我慢してから食事するようにするだけで、内臓脂肪レベルは徐々に減らすことができます。また、お米やパンなどの炭水化物を減らす糖質制限も、内臓脂肪を減らすのに効果的です。
内臓脂肪は腹筋の内側の壁に付いている脂肪ですから、腹筋のインナーマッスルを鍛えるのも効果的。お腹をへこませた状態を30秒キープするだけで、ウエスト周りが変化してきます。空腹感の感じてからこれを行うと、効率的に内臓脂肪が減っていくでしょう。
内臓脂肪レベルを推測する方法
なお、体脂肪計といわれる体重計では、内臓脂肪レベルを測定することはできません。このときの体脂肪とは「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の合計値です。一般的に体脂肪といわれていますが、それは大きく内臓脂肪と皮下脂肪に分かれています。
ちなみに皮下脂肪とは、皮膚の下にあってつかむことができる脂肪。一方の内臓脂肪は、腹部の内臓の周りにあるものです。
目安としては、腹筋に力を入れたときに手でつかめるお肉が皮下脂肪。つかめるお肉が少ないのに体脂肪率が高いなら、内臓脂肪レベルが高めだ…と推測できます。
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