バランスボールで腹筋が鍛えられるとは限らない
バランスボールは椅子代わりに使うことで、とくに筋トレすることなく腹筋を鍛えることができます。しかもインナーマッスルも同時に鍛えられるため、ダイエットに効果的です。ただし、ただ漫然とバランスボールに座っているだけでは腹筋が鍛えられるわけではないのです。
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バランスボールで腹筋を鍛える方法
バランスボールで腹筋を鍛える方法とは、ふだんから椅子代わりに座るだけと簡単です。オフィスであれば椅子の代わり、自宅であればソファの代わりによいでしょう。1時間ほどバランスボールに座って、いつもどおりの時間を過ごすだけです。
ただし、ただ漫然とバランスボールに座っていれば、腹筋が鍛えられるというわけではありません。バランスボールで腹筋を鍛えるには、背すじを伸ばした正しい姿勢で座っている必要があるのです。
バランスボールに背中を丸めた猫背姿勢で座っていては、腹筋が強化できるどころか逆効果。とくに腰まわりの筋肉に余計な負担がかかってしまうため、腰痛の原因となる可能性があるからです。
バランスボールでとくに腹筋を鍛える
もちろん、正しい姿勢でバランスボールに座っていれば、腹筋は自然と鍛えられます。実際にバランスボールに背すじを伸ばして座ってみればわかりますが、10分ほど座ってから立ってみると腹筋や背筋に張りを感じます。
オフィス作業やテレビに没頭しているあいだに、自然と腹筋が鍛えられているというわけです。バランスボールに座りながら、腰を右や左、前や後ろにずらすとより効果的。腹筋にさまざまな方向から負荷をかけられます。
とくに腹筋が鍛えたいときは、バランスボールに座った状態から、腰を少し前にずらして背中を丸めるようにするエクササイズがオススメです。仕事をしながらでもテレビを見ながらでも、簡単にできるのでぜひ試してみてください。
バランスボールでインナーマッスル
バランスボールによって鍛えられる腹筋は、おもにインナ-マッスルです。身体の奥の方にあるインナーマッスルは、通常の筋トレではなかなか鍛えられません。とくに腹横筋というインナーマッスルが鍛えられるのです。
インナーマッスルには、内臓を正しい位置に保持する役割があります。インナーマッスルの筋力が低下すると、内臓下垂が発生。下がった内臓群が骨盤に溜まって横に広がります。これがウエストが太くなる原因です。
じつは加齢とともにウエストが太くなる原因のほとんどは、脂肪のつきすぎというよりは内臓下垂に原因があります。このためバランスボールで腹筋のインナーマッスルを鍛えることは、ウエストのダイエットにも効果を発揮するのでした。