フルーツダイエットで逆に太ってしまう理由

バナナダイエットやリンゴダイエットなど、食事をフルーツに置き換えるだけで痩せられるというダイエット法が数多く登場しています。しかし、フルーツには果糖という糖質が含まれていることを忘れてはいけません。フルーツダイエットで、逆に太ってしま可能性あるのです。

フルーツダイエットは楽に続く

フルーツダイエットの基本は、いつもの食事を一食、フルーツに置き換えるだけで痩せられるというもの。食べることを我慢する必要がないため、楽に続けられるダイエット法とされています。

もちろん、フルーツを食べることはよくないわけではありません。フルーツにはビタミンやミネラルが豊富なだけでなく、食物繊維も豊富に含んでいるため、血糖値の上昇を抑える働きもあるからです。

その意味で、食後のデザートというのは理にかなっています。食事のあとは血糖値が上昇するもの。食物繊維が小腸の粘膜に張り付くため、糖質の吸収が緩やかにするからです。食物線維のおかげで血糖値が急上昇せず、脂肪として体に蓄える働きをするインスリンの分泌を抑えられるのです。

しかし、フルーツには1点だけ注意しなければならないことがあります。フルーツには果糖という糖質が多く含まれているのです。糖質が体に吸収されると、脂肪となって体に蓄えられてしまいます。

1日の総摂取カロリーで見たときに、いろいろなフルーツを食べることでカロリーオーバーになっていないかを考えなければなりません。その意味で、1日のうち、食後の果物は1回だけで十分です。

リンゴや梨、グレープフルーツなどなら1日1個が適量でしょう。オレンジやミカン、キウイなら2個まで。バナナなら2本までにしておきます。

そして、フルーツダイエットとして食事の代わりに果物だけ食べるのは、けっして体によくありません。とくに、カロリーオーバーとなって、逆に太ってしまうこともあるからです。