パニック障害!診断チェックとカンタン治療法
じつに日本人の33人に1人が発症しているのが「パニック症/パニック障害」。男性よりも女性がかかりやすく、患者の数も3倍です。このパニック症を自己診断診するチェックリストと、すぐできるカンタン治療法を紹介しましょう。7月26日放送『THEセンタク』の「あの病気になったらどうなる?」で紹介されていました。
目次
パニック症を診断するチェックリスト
脳の誤作動が原因といわれるパニック症、その診断方法はどういうものでしょう? 次の13項目のうち、同時に4つ以上の症状が同時に現れ、10分で頂点に達するのが「パニック発作」です。これがパニック症の入口になります。
【パニック症/パニック障害チェック】
- 動悸
- 発汗
- 身震い
- 息苦しさ
- 窒息感
- 胸の痛み
- 吐き気
- めまい
- 現実感消失
- 茫然自失
- 死の恐怖
- 異常感覚
- 冷感・熱感
このパニック発作が繰り返しおきて、かつ発作がおきるのではないかという不安が1か月以上も続いたとき、はじめてパニック症と診断されます。パニック症とは発作だけではなく、常に不安がつきまとった状態のことなのです。
パニック症は悪化すると厄介な症状を引き起こします。それが「広場恐怖」です。過去にパニック発作がおきた場所を避けるようになったり、トンネルやエレベーターなど発作がおきたときに逃げ出せない場所、助けを求められない場所にも恐怖になるといいます。
パニック症は筋弛緩法で緊張をほぐす
パニック症の治療の1つに「筋弛緩法」です。パニック症の人はずっと緊張にとらわれていて体もガチガチになっています。筋弛緩法はそれをリラックスさせて不安を取り除く方法です。
緊張しているときは体に力が入っていますが、力を抜きなさいといってもなかなか抜けるものではありません。そこで逆に、力を入れるのです。
肩と腕を中心に胸やお腹にもギューっと力を入れて、その力をフッと抜きます。これで体の力が抜けるというわけ。大事なプレゼン前など緊張をほぐしたいときにも使えるリラックス法です。
それでは、実際にパニック発作が目の前でおきたときは、どのように対処すればよいでしょう? イスに座らせて前かがみの姿勢にすると楽になります。
この格好で呼吸を促すように「大丈夫、大丈夫」とやさしく背中をさするとよいのです。ちなみにベッドに横にしたりすると、逆に息苦しさを感じやすいといいます。
■7月26日放送『THEセンタク』
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