認知症が予防できる生活習慣チェックリスト
アルツハイマー病は発症までにおよそ20年かかる病気。逆にいうと、この進行を遅らせさえすれば発症を先送りにして、認知症を予防することができるということです。そこで、認知症が予防できる生活習慣チェックリストを紹介しましょう。8月9日放送『世界一受けたい授業』で取り上げられていました。
目次
認知症を予防するチェックリスト
さっそく、認知症をが予防できる生活習慣チェックリストを紹介しましょう。下記の項目のいずれもが認知症予防に効果があります。
【認知症を予防する生活習慣】
- コーヒーを1日3杯以上飲む
- よく噛んで長時間で食べる
- 1日2回以上歯を磨いている
- 熱中できる趣味を持っている
じつはコーヒーは、認知症予防に効果的だといわれています。これはコーヒーに含まれるカフェインの作用。1日3杯飲む人は、まったく飲まない人に比べて認知機能の低下が「4分の1」だったことがわかっています。
ちなみに緑茶にも効果があります。これはカテキンなどのポリフェノール類の作用です。緑茶を毎日飲む人は、飲まない人に比べて認知症発症リスクが「3分の1」程度になるといいます。
認知症予防には音楽に合わせてダンス
認知症予防のためには、食事はゆっくりよく噛むのがオススメ。顔の筋肉を動かすことにつながって、記憶を司る脳の海馬の活動が活発になるからです。ひと口で30回以上噛むことが目安になります。
毎食後きちんと歯を磨き、歯の健康を保つことが認知症予防には効果的です。じつはアルツハイマー型認知症の多くが歯周病にかかっていたことがわかっています。歯周病の毒素が脳に達して、悪影響を及ぼすのです。
趣味がある人は、趣味がない人に比べて認知症にならない確率が「2.2倍」という研究結果があります。趣味を通じて、新しいことを学ぶことが認知症予防には大切です。
ほかにも、音楽を聴きながらダンスをすることも認知症予防に効果的です。じつはこれ、右脳と左脳の両方を刺激することになります。タカラジェンヌなど、長いあいだ声楽やバレエなどのトレーニングを受けていると、認知機能が低下しにくいという調査結果があるのです。