「ひざ痛」を解消するスイッチを発見した!!
じつは「変形性ひざ関節症」だと思われている人の中に、意外な原因で痛みが発生している可能性があります。それが「ひざのコリ」です。そして、そのコリを解消するのが「お皿のストレッチ」です。6月18日放送の『ためしてガッテン』で紹介されていました。
東京都にする66歳の女性は、長年にわたってひざの痛みに悩まされてきました。10年前のある日、急に左ひざに痛みを感じるようになったのです。一時期、強烈な痛みのために階段を上がることができなくなり、自動昇降機を導入することになったほどでした。
病院でみてもらったところ「変形性ひざ関節症」という診断。自宅でできる運動療法を勧められました。女性はいわれたとおり、ひざ周りの筋トレを開始。しかし、多少は改善したものの、痛みは残ったままでした。
たまらずほかの病院で診察してもらうと、医師から「変形性ひざ関節症」ではなく、ほかに原因があると告げられたのです。そこで教えられたのは「ひざ痛改善のスイッチ」でした。そして、女性はそのスイッチを押し続けたのです。
すると、ひざの痛みがスッキリ解消。急な階段もスイスイ上れて、ひざも軽々と上がるようになりました。
ひざの関節は、袋状の膜で覆われています。その膜の中で太ももの骨とすねの骨が軟骨で接合。軟骨が伸び縮みして、ひざのクッションの役割を果たしています。そして「ひざの皿」は、その膜の上に乗っている形。骨とは付いておらず、たくさんの筋肉やじん帯でぶら下がっている状態です。
動作によって、私たちのひざには体重の3~7倍の重さがかかっています。それを受け止めているのが、お皿をぶら下げている筋肉やじん帯。ものすごいストレスにさらされているため、血行も悪くなりやすいですし、コリやすいのです。
女性の痛みの原因は、この「ひざのコリ」だったです。そして、そのコリを解消するのが「お皿のストレッチ」。さっそくそのやり方を紹介しましょう。
まず床に座って足を伸ばして、力を抜いてください。すると、お皿が動くようになります。この状態で、上下左右と斜めの8方向に5秒ずつお皿を押すのです。もし痛い場所があったら、その方向を重点的に行ってください。
1回3分くらいを目安にして、朝晩の2回行えば十分でしょう。ただし、ひざが赤く腫れていたりする炎症性のケガの人は行わないでください。