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砂糖が固まる原因は湿気ではなく「乾燥」!?

「砂糖」は保存しておくと、どうしても固まってしまうもの。料理やコーヒーに使おうとするたびに、スプーンで切り崩さなければなりません。そんな固まった砂糖をやわらかくする裏ワザがあるのです。2月26日放送『ためしてガッテン』の「驚きの最新ワザ大連発!」で紹介されていました。



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ここでいう砂糖とは「上白糖」。保存容器や袋の中で固まりやすい食材です。そんな砂糖をやわらかくする方法を調べてみると「食パンを入れる」「電子レンジで温める」「ミカンの皮を入れる」…など、書籍やネットにはさまざまなテクニックが載っています。

そんなテクニックを実際に試してみて、固まった砂糖がどれくらいやわらかくなるか実験しました。その結果、3位がミカンの皮、2位が電子レンジ、そして1位が食パンとなったのです。ただし、食パンを砂糖の容器の入れたままにすると、カビが生えてくるので注意しましょう。

それでは、なぜ食パンで砂糖はやわらかくなるのでしょう。一般的なイメージと違って、じつは砂糖は水分を持ったしっとりとした状態でサクサクしているもの。砂糖の敵は「乾燥」なのです。じつは、砂糖が固まる原因は湿気ではなく、乾燥しているからなのでした。

砂糖はサトウキビから作られますが、最終工程でじつは「蜜」のコーティングが施されています。その結果、砂糖の結晶が蜜に閉じ込められて、サラサラな状態が維持できているのです。

これが乾燥状態になると、蜜のコーティングが薄くなって、表面に砂糖の小さな結晶ができてしまいます。これによって砂糖の結晶同士がくっ付いてしまうわけです。これが砂糖が固まってしまうメカニズム。食パンを入れてやわらかくなるのは、パンが湿気を吸うのではなく、パンの湿気を砂糖が吸っているのです。

そこで編み出した砂糖をやわらかく戻す裏ワザが、固まった「砂糖に水滴」をたらすという方法。砂糖が溶けてしまうのでたくさんかけず、1~2滴ほどで十分効果を発揮します。密閉容器に入れて、冷暗所に保存するようにしてください。

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