氷をボリボリ食べたくなる「氷食症」とは?
喫茶店のアイスコーヒーやジュースの氷をボリボリと食べる人を見たことはありませんか? じつはこれ、病気が隠れている可能性があります。その名も「氷食症」というのです。おもな原因は体内の鉄分不足といわれています。1月5日放送『駆け込みドクター!』の「お医者さんに聞きたい40の事SP」で紹介されていました。
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氷食症は氷が無性に食べたくなる病気
ちなみに、エッセイストの犬山紙子さんは、氷がおいしくて無性に食べたくなるとか。また、元・モーニング娘。の辻希美さんは、妊娠中の後期にはよく氷を食べていたといいます。
「氷食症」は、氷が無性に食べたくなってしまう病気。おもな原因は、鉄欠乏性貧血など体内の鉄分が不足することで発症するといわれています。
鉄分が不足すると、自律神経の働きに狂いが生じて体温が上昇。口の中の温度も上がるため、無意識に冷やしたくなるのです。
鉄分が不足がちになる妊婦も発症率が高い
男性よりも若い女性におこる傾向があります。また、お腹の赤ちゃんに栄養をとられて鉄分が不足がちになる妊婦も発症率が高いのです。氷食症になると体が極端に冷えて、めまいや貧血、疲れやすくなったり、さまざまな不調を招きます。
1日に製氷皿で1皿以上も食べてしまったら、氷食症の疑いアリ。犬山さんの場合、ただでさえ女性というのは生理で鉄分が不足がちなところに、しっかりとした食生活を送っていないため、この病気である可能性が高いといえます。
また、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍である「筋腫」があって、そこから徐々に出血するといったケースもあります。ただの鉄欠乏性貧血だと考えていると、思わぬ病気が隠れている場合もあるのです。
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