7~8歳まで外遊びがカギ!天才脳の作り方
自分の子どもは天才かもしれない…なんて親バカな話はよく聞きますが、実際の「脳」の発達は何歳くらいで決まるものでしょう? また、男の子と女の子では脳にどのような違いがあるのでしょう? 1月21日放送『林修先生の今やる!ハイスクール』の「スーパードクター知られざる医療の世界スペシャル」で紹介されていました。
じつは、脳の基礎的な力は「3歳」くらいで作られます。完成形となるのは「7~8歳」。これ以降、がんばろうとしてもなかなか難しいのです。
そして、天才の脳の作り方は、いろいろ研究されています。1つには「外で遊ばせる」ことが大切。鳥の声を聞かせ、雨の感触を感じ、草の匂いを感じて…と「五感」を鍛えることが重要なのです。
脳が完成する7~8歳までは、なるべく砂遊びとか外で遊ばせること。砂利などを踏んだ痛みなど、それらのすべての刺激が脳を発達させるのです。
それでは、男女で脳はどう違うのでしょう? それは「脳梁」の太さにあります。脳梁とは左右の脳をつなげる神経の集まり。女性のほうが、その脳梁が太いのです。女性のほうが、左右の伝導路が徹底的に発達しています。
最近の研究では、男性に読み書きをさせると「言語中枢」しか働いていないものが、女性の場合は「非言語中枢」などいろいろなところに情報を送っていることがわかってきました。
いわば「女性はパソコン」で「男性は電卓」のようなもの。これは優秀かどうかという意味ではなく、働きが違うということです。そのよい例が「会話の形式」が違うことでしょう。
脳の差による男女の会話の違いは、女性の場合は感情や感覚・印象を伝えようとする「共感型」です。「風が吹けば桶屋が儲かる」という落語がありますが、女性は「風が吹いて寒かった」「つらかった」というのを伝えようとします。一方の男性の場合は「結論型」。先ほどの例でいえば、桶屋がどうして儲かるのだけ聞きたいのです。