放っておくと危険!名前が出てこない物忘れ
年齢を重ねるごとに増えてくる「物忘れ」。じつは「顔は浮かぶけど名前が出てこない」を放っておくと認知症の発症リスクを高めるのをご存じですか? これは逆にいえば「名前が出てこない物忘れ」を改善することで、認知症の予防ができるということ。そこで、名前が出てこない物忘れを改善する方法を紹介しましょう。2月4日放送『みんなの家庭の医学』の「老けない身体を作る新事実SP」で取り上げられていました。
目次
名前を忘れるのは認知症になる危険性が高い
本当に自分にとって大事な人の名前など、重要なもの名前や出来事を忘れるということは将来、認知症になる危険性が高いといいます。また逆に、頭の使い方を工夫することによって、物忘れの進行を遅らせる可能性もあるということ。
つまり「名前が出てこない物忘れ」を改善することで、認知症を予防することができるのです。それでは、どのようにすれば名前が出てこない物忘れを改善することができるのでしょう?
落ちやすい記憶力は「引き出す力」のこと
一般的に歳をとると「記憶力」が落ちやすいと思いがちですが、必ずしもすべての記憶力が落ちるわけではありません。「落ちやすい記憶力」と「落ちにくい記憶力」があるのです。そして「落ちにくい記憶力」をうまく活用して、「落ちやすい記憶力」を保つようにトレーニングします。
記憶力とは、3つの能力に分けられます。1つは「物事を覚え込む力」、2つめは「記憶を保ち続ける力」、3つめは「記憶を引き出す力」。名前が出てこない物忘れは、このうちの3つめの力が低下した結果なのです。
すなわち、落ちやすい記憶力は「引き出す力」のこと。落ちにくい記憶力とは「覚え込む力」と「保ち続ける力」です。そして、この2つの能力をうまく活用すれば、衰えてしまった「引き出す力」も活性化できるといいます。
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