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新事実!「育児放棄」の子は大脳が萎縮する

脳の成長を妨げるものもあります。適度なストレスは細胞の発育にはよいのですが、そのストレスが過度で長期にわたってしまうと細胞の生存に影響。最終的にはシナプスの形成がなくなる、つまり回路が消えてしまうのです。



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過度のストレスを受けると、脳の神経細胞を壊す物質が分泌され、脳は成長をストップ。回路も壊れてしまうことがわかりました。

最新の脳科学では、ストレスが脳の成長にいかに悪影響を与えるか、こんな具体例で報告されています。母親に育児放棄をされていた子どもの脳は、大脳が萎縮していたという報告がなされたのです。

脳の成長にダメージを与えるのは、殴られ傷付けられるという物理的な虐待だけではありません。嫌なことを見てしまったなど、精神的な面でも脳の成長にダメージを与えるのです。

そして、幼児期に受けた虐待の種類によって、脳の特定の場所に異常が見られることがわかってきました。親から暴言を浴びせられて育った子どもの脳の中は、脳の聞く機能である「聴覚野」が「14.1%増加」。両親のDVなどを見ながら育った子どもの脳の中は、脳の見る機能である「視覚野」が「20.5%減少」といった異常が見られたのです。

脳を育むのは「環境」と「人との関係性」。赤ちゃんのときから愛情に触れることで、脳は成長していくのです。

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