「ゴム」アレルギーが「栗」で呼吸困難に!?
アレルギーとは本来、病原体を攻撃するはずの免疫細胞が、間違えて害のない異物を攻撃しておこる炎症のこと。そして、アレルギーには思いもよらない「罠」があるのです。それは「ラテックスアレルギー」にあります。10月21日放送『1分間の深イイ話』の「アナタを守る！身近な危険回避法SP」で紹介していました。
「ゴム」もじつは、アレルギーの原因となる素材です。ゴムは「ラテックス」という樹液から作られています。その樹液を原料とした製品に触れることで発症するのが「ラテックスアレルギー」です。
そして、このアレルギーを防ぐために近ごろ巷で話題なのが「ラテックスフリー製品」。これらには一切ラテックスは使われていません。しかし、ラテックスアレルギーには、大きな罠が隠されているのです。
それは「栗」を食べたとき。なんとゴムと同じアレルギー症状をおこす可能性があるのです。じつは、栗とゴムとはたんぱく質の形が非常によく似ています。そのため、免疫細胞がゴムのたんぱく質と間違えて、栗のたんぱく質に対してアレルギー反応をおこして、症状が出てしまうのです。
食物として体に入ってしまうため、じんましんや腫れは全身に広がります。ときには、呼吸困難で死に至る危険性もあるのです。「栗」以外にも「バナナ」「キウイ」「アボガド」などのたんぱく質がゴムに似ているので要注意。ラテックスアレルギーの人のおよそ半分が、これらのフルーツに反応するといわれています。
■10月21日放送『1分間の深イイ話』
【アナタを守る！身近な危険回避法SP】
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