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安易な成長ホルモンの摂取は危険を伴う!

成長に関する作用と代謝をコントロールする作用がある「成長ホルモン」は、子どもの発育に欠かせないだけでなく、アンチエイジングにも必要不可欠といわれています。ただし、安易な摂取には注意が必要です。



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成長ホルモンがもっとも分泌されるのは、身長がぐんと伸びる10代ですが、成人後も出続けているもの。とはいえ、その量は10分の1以下に減ってしまいます。成人では筋肉や骨の量、皮膚の張りを保つほか、脂肪の増加を抑え、免疫や腎臓などの働きを補助。健康や若さを保つのに重要な役割を果たしているのです。

このため、アンチエイジングをうたって成長ホルモンを使う医療機関が登場。「成長ホルモンの分泌を促す」と銘打ったサプリメントも多く発売されています。

しかし、日本内分泌学会は分泌不全症など病気の治療以外での成長ホルモンを使うのは危険と警告。で、サプリメントも効果が確認されていません。欧米の研究では、高齢者に成長ホルモンを使うと、糖尿病になりやすくなるなどの副作用があるという報告もされています。

十分な睡眠と少し汗が出るぐらいの適度な運動、たんぱく質の豊富な食事をとれば、成長ホルモンの分泌量が多少は増えるもの。安易な摂取に頼ることなく、若さを保つことが期待できます。

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