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血管内のコブは小さいほうが危ない!

動脈にできた「血管内を25%ふさいでいる小さなコブ」と「血管内を90%ふさいでいる大きなコブ」、じつは小さなコブのほうが危険なのです。 8月20日放送の『カスペ!』では「間違いだらけの健康ジョーシキ」を特集していました。



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「血管内のコブというのは小さいほうが危険」というのが、池谷医院院長の循環器専門医・池谷敏郎先生が提唱する新ジョーシキです。

まずコブはどのようにできるかを見てみましょう。血管は「外膜/中膜/内膜」の三層構造です。生活習慣の乱れや精神的なストレスなどによって傷つけられると、内膜に傷が付きます。ここに血液を流れているコレステロールが血管の壁にしみ込んでいくのです。それが元になって、油を含んだ動脈硬化の元になるコブができ上がってしまいます。

ここで積もった雪を考えてみます。新雪によってできるのが小さなコブ、さらに降り積もって固まったのが大きなコブとしましょう。このとき「脆さ」という視点で考えると、新雪すなわち小さなコブのほうが脆くて危険となるわけです。

そして、血圧の急上昇するとコブに傷が付きます。外傷なら出血を止めようとして血が固まりますが、血管の内部は逃げ場がないため、どんどん血の塊ができてしまって一気に血管の中をふさいでしまうのです。

1回できたコブはずっとそのままなのでしょうか。近年ではコブの表面を固めて、傷が付きにくい状態にすることもできます。また、糖尿やタバコ、ストレスなどの生活習慣病をできるだけなくした生活にすると、コブが壊れにくい状態に持っていくことが可能です。

毎日のよくない生活習慣の積み重ねによって、血管内の小さなコブも危険な状態になるということ。気をつけておきましょう。

■8月20日放送『カスペ!』
【間違いだらけの健康ジョーシキ】

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