お買い得品を見つけると血圧が上昇する!?

日常生活で絶えず変動している「血圧」。日常のどんなことで血圧は上がっているのでしょうか？　じつはお買い得品を見つけるだけで血圧が上昇しているのです。詳しく見てみましょう。8月20日放送の『カスペ！』では「間違いだらけの健康ジョーシキ」を特集していました。

火を使った料理のあとは血圧が下がる

番組では北斗晶さん（46歳）と佐々木健介さん（47歳）に携帯型自動血圧計を装着。日常生活で血圧がどのように変動するかを調べました。実験前の最高血圧は「114」、これが基準の数値となります。

まずは「洗顔」。洗顔後に測定すると「121」、水の冷たさで血管が縮んで血圧が上がります。

続いて「調理」。火を使った料理のあとに血圧は上がるのでしょうか。すると料理中に「129」だったものが、火を使ったあとには「91」になりました。火の前にずっと立っていると、暑さによって血管が広がり、一時的に血圧が下がるのです。料理中にフラッとしてしまう人は、料理中に下がった血圧が原因かもしれません。

そして「食事」。食事前に「121」あった血圧は、食事開始後5分で「140」に上昇しました。食事は手や口を動かす運動です。心臓が活発に動いて血管が収縮して血圧が上がります。

今度は「ウォーキング」です。ウォーキングに代表される有酸素運動は、規則正しい呼吸で長時間行う運動。およそ30分間のウォーキングののちに測定すると、運動前「144」が運動後には「139」とほぼ変化ナシ。有酸素運動は血管を広げるので、血圧にはあまり大きな影響はありません。

「買い物」ではどうでしょう。お買い得品を発見したところ、買い物前の「117」が「131」に上昇。どちらを買うか迷ったときも「133」に上昇。服を迷っているときはストレスがかかるので、血管が縮んで血圧が上がるのです。

ペットショップで子犬を抱くと「127」に上昇。そのまま子犬を抱いて3分たつと、血圧は「109」に下降しました。子犬を抱くことで次第に癒されて、血管が開いて血圧が下がったのです。

このように、日常生活の些細なことで血圧は上下します。感情が大きく変化すると、血圧も急上昇することがよくあるのです。