トイレの我慢は血圧を上げて早死にする！

「トイレを我慢すると早死にする！」という衝撃的な新ジョーシキが紹介しましょう。トイレの我慢の限界に達したとき、なんと最高血圧は「135→166」に上昇。血圧が「31」も上がっていたのです。8月20日放送の『カスペ！』では「間違いだらけの健康ジョーシキ」を特集していました。

トイレの我慢で血圧が上がるかを大実験

成人男性1,204人に「いま健康状態で気になっていること」をアンケートしたところ、第3位は「糖尿病」、第2位は「メタボ」、そして第1位は「血圧」となっているのです。

そんな「血圧」に関して、池谷医院院長の循環器専門医・池谷敏郎先生が提唱する新ジョーシキは「トイレを我慢すると早死にする！」です。じつはトイレを我慢すると、血圧が大きく上昇するのです。

番組では、トイレを我慢すると血圧がどのくらい上がるのかを大実験。この実験に挑むのは、鬼嫁に耐え続ける日本一我慢強い男・佐々木健介さんです。

実験で使用するのは携帯型自動血圧計。装着したまま日常生活が送れる血圧計です。実験前の測定では、最高血圧と最低血圧は「135の81」でした。実験のルールとしては、自分のペースで水分を摂ってもらい、そしてトイレを我慢するというものです。

膀胱の容積は約300～450cc。通常は250ccほど溜まると、内圧によって尿意を感じます。1リットルの水を飲んだら、だいたい1時間30分～2時間ほど限界に達すると考えられます。

実験開始からほぼ2時間、我慢の限界に達したとき、最高血圧は「135→166」に上昇していました。血圧が「31」も上がったのです。

血圧が上がると、動脈硬化のコブに傷が付きます。これが脳でおきれば「脳梗塞」、心臓でおきれば「心筋梗塞」です。そして、この2つは死亡する可能性が高い病気なのです。すなわち、血圧が上がる尿を我慢するといったことが命を短くしてしまうのです。

私たちの血圧は、1日の中で絶えず変動しています。血圧がどんなときに上がっているかなどの変動を知っておくことは、血管の病気を防ぐためには重要なことなのです。