日本人の汗腺は熱中症に対応できていない!
熱中症を予防するには、体の熱を外へ出すことが基本。それには、よい汗をかいて体を冷やすことが肝心です。その汗を出す「汗腺」について、8月7日放送の『ホンマでっかTV』で解説していました。
日本人の汗腺は約230万ほど。フィリピン人もだいたい同じといいます。一方でロシア人は約190万ほどです。気温に合わせて汗腺の数も決まっているわけです。
もともと日本人の汗腺の数は、急激な気温上昇に対応できるようにはなっていません。最近の気候の変化に、生物として適応できていない状態です。
なお、汗腺というのは、だいたい3歳までに発達するものです。それまでに、汗をよく出せる子にする必要があるのです。
また、大人になってから汗腺を活発にするには、お風呂に入ったあとに汗をかくとよいとか。サウナで汗をかいて水風呂に入るのも、汗腺を活発にしやすいでしょう。
夏の暑い日というのは、血液が薄くなっていることに注意が必要です。人間の体は気温が25度以上になると、血液が薄くなるようにできています。貧血気味の人は、とくに注意が必要です。
■8月7日放送『ホンマでっかTV』
【夏休みの得する過ごし方】
熱中症対策でのどが渇く前に水を飲む理由
気温26度以下なら熱中症対策は必要ない!