クルクミンがアルツハイマーの進行を遅らせる
カレーがアルツハイマー病を予防してくれる食べ物なのはご存じですか? カレーに含まれるウコンの成分クルクミンにその秘密があります。クルクミンがアルツハイマーの進行を遅らせるのです。『林修の今でしょ!講座』の「認知症・アルツハイマー病2時間SP」で紹介されていました。
目次
クルクミンが溜まる速度を抑える
アルツハイマーの進行を遅らせるのは、カレー粉の中に含まれているウコンにあります。ウコンの中に含まれる「クルクミン」という成分が効果を発揮するのです。
アルツハイマーの原因は、脳の中に溜まったアミロイドβというタンパク質が神経細胞が攻撃することにあります。クルクミンは、このアミロイドβが溜まる速度を抑えてくれるのです。
実際、インドで毎日ようにカレーを食べている地方では、アルツハイマーの患者が少ないことが調査でわかっています。習慣的にカレーでクルクミンを摂ることがアルツハイマー予防になるのではないかと期待されているのです。
クルクミンでアルツハイマー予防
アルツハイマーの進行を遅らせるには、ウコンの中の成分であるクルクミンがたくさん入っているかどうかがポイント。レトルトカレーやカレールーでは、カレー粉と比べてクルクミンの含有量は少なくなります。
とはいえ、黄色い粉としてクルクミンは市販されています。アルツハイマー予防に、クルクミンをカレーに追加するとよいでしょう。
このほかにも、アルツハイマー病の予防効果が期待されている食べ物があります。ガムは咀嚼による脳の活性効果、青魚はオメガ3という脂肪酸に予防効果があるのです。地中海料理はよく使われるオリーブオイルのオレイン酸、緑茶はカテキン、ワインはポリフェノールに予防効果が期待されています。