ウコン効果は酒だけでなく老化からも体を守る
二日酔い防止にと酒飲みに愛飲されているのがウコンです。しかし、ウコンの効果はお酒から体を守ってくれるだけではありません。じつは強い抗酸化作用があるのです。つまり、ウコンの効果は体を酸化させる老化現象からも体を守ってくれているのでした。
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ウコンには強い抗酸化作用
そもそもウコンには胆汁の分泌を促したり、解毒作用を発揮して肝臓の機能を助ける効果があります。これがアルコールの分解能力を高めてくれるわけです。
こうしたウコンの効能の元になるのが、クルクミンと呼ばれる成分。そして、クルクミンにはじつは強い抗酸化作用があることがわかっています。
クルクミンは、体内の酸化を促す物質を消去するだけではありません。抗酸化酵素を活性化させる働きもあります。このダブルのパワーで、人間の体を酸化から守ってくれるのです。
ウコンのさまざまな効果
ウコンの抗酸化力によって、予防できる効果はさまざま。肝機能障害を改善したり、炎症を抑えたり、免疫細胞を活性化させたり…。動脈硬化の予防や肥満の予防効果も報告されています。
ウコンには春ウコン、秋ウコン、紫ウコンの3種類があります。クルクミンがもっとも多く含まれているのは秋ウコン。ちなみに、カレーのスパイスとして知られるターメリックは秋ウコンのことです。
クルクミンの摂取量の目安は、1日あたり体重1kgにつき1mgほど。ただし、過剰に摂取すると肝機能障害をおこすことがあります。この目安量を上限と考えて、摂取しすぎには注意しましょう。