iPhoneのパスコードを解除できるツールの使い方
iPhoneを利用するときには、さまざまな機能に応じた認証用のパスコードを設定していくことになります。しかし、一旦設定したパスコードを忘れてしまうと、その解除や設定変更などを行うのは大変。そのような際に活用したいのがパソコン用ソフトの「AnyUnlock」で、接続したiPhoneのパスコードを解除できるようになるのです。
目次
iPhone画面ロックのパスコードを解除可能
「AnyUnlock」は、iPhoneをパソコンと接続し、さまざまなアクセス制御をコントロールするソフトで、OS10.10以降のmacOSとWidows10に対応。接続するiPhoneはiOS5.0以降対応となっています。
iPhoneを利用していて、一番のピンチは設定したロック解除用のパスコードを忘れてしまったケース。iPhoneの操作自体が行えなくなります。
この時、AnyUnlockのパスコード解除機能を使うことでパスコードを解除可能。ただし、iPhone上のデータは完全消去されるため、iTunesなどで復元する必要があります。
また、Apple IDでのログインに失敗しロックがかかってしまった場合も、AnyUnlockのApple ID削除機能を利用すれば、iPhoneに保存されたApple IDがリセット可能。Apple IDのリセット後は、新たなApple IDを再登録することで、Appleのさまざまなサービスが利用できます。
iPhoneのパスワード一括抽出も対応
また、iPhoneには利用時間を制限する「スクリーンタイム」という機能がありますが、こちらのパスコードを忘れてしまった場合もAnyUnlockの「スクリーンタイム解除」からパスコードなしで解除できます。
さらに、AnyUnlockの「パスワードを一括抽出」を利用することで、Wi-FiのSSIDやWebサイトのパスワードやメールアカウントとパスワードなどを一括抽出し、CSVファイルで出力できます。機種変更時に活用すれば、元のパスワードの復元・登録作業が大幅に楽になりそうです。
さらに、AnyUnlockの「iTunesの暗号化データを復元」では、iTunesにバックアップしたiPhoneの暗号化データを復元用のパスコードを総当たり方式で解析可能。試しに、Windows10マシン(CPU:Intel Core i5 3.4GHz、メモリ:8GB)で解析したところ、8ケタのパスワードを20時間ほどで復元できました。
なお、AnyUnlockは開発メーカーの公式サイトからダウンロード可能で、価格は3か月払いプランが3580円、年間プランが3980円、無期限プランが5980円で、それぞれパソコン1台分のライセンスが付属します。