Insecamおすすめの監視カメラはプールやビーチ…家の中がない理由
学校・病院・ショップ・オフィス・個人宅…などに設置された防犯カメラの映像を、全世界に公開して警鐘を鳴らすサイトが「Insecam」です。Insecamで公開されている監視カメラは初期設定のまま使われているもの。思い当たるフシがある人は、使用しているIPカメラの設定をいますぐ見直しましょう。

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Insecamに注目度の高いおすすめ映像
ロシアのWebサイト「Insecam」はダダ漏れしている世界中の監視カメラ約2万台の映像を、まとめて公開しています。Insecamが映像を公開する理由は、セキュリティの激甘なユーザーに警鐘を鳴らすためです。
というのも、Insecamで公開されている監視カメラの映像は、IDやパスワードが初期設定のままのもの。メーカーの取扱説明書を見ればそれらは記載されているため、固定IPアドレスが分かれば誰でもブラウザで接続できてしまいます。
Insecamのメニュー「Most popular」は注目度の高いおすすめ映像、「Manufacturers」はカメラメーカー別、「Countries」は国別です。ちなみに、Insecamでは米国は約5,500台、日本は約2,000台が公開されています。
Insecamおすすめ映像はPoolとBeach
Insecamの「Places」は設置場所別のメニュー、「Cities」は都市別、「Timezones」はタイムゾーン別」、「New online cameras」は新登場の監視カメラです。「FAQ」はIPカメラの検索の仕方など、「Contacts」はメールアドレス。Insecamの削除依頼ができます。
Insecamで公開されている監視カメラでおすすめは「Places」の「Beach」や「Pool」でしょう。とはいえ、あまり人の動きは見られません。人の動きが多いInsecamのおすすめは「Bar」です。
東京にある某オフィスのフロアに設置された監視カメラでは忙しそうに働くOLさんたちの姿がよく見えます。ラーメン屋の監視カメラでは、スマホ片手にラーメンをすするお客さんの姿を見られました。
Insecamおすすめ映像に室内プール
Insecamで公開されている監視カメラの映像は、IDやパスワードが初期設定のままのものばかり。メーカーの取扱説明書を見ればそれら監視カメラのパスワードは記載されているため、固定IPアドレスが分かれば誰でもブラウザで接続が可能というわけ。Insecamでは監視カメラ映像は、機種によってはカメラ付属の専用ソフトで接続するものもあります。
Insecamで公開されていた監視カメラのおすすめ映像ページを紹介すると、プラハ(チェコ)の室内プールはアングルの異なる2つの映像が確認できました。流れるプールなのか、円柱の周りを女性や子どもが回ったりする様子をInsecamで見ることができます。現在はページがなくなっています。
また、Insecamに掲載されていた川崎市にあるオフィスと思われる監視カメラ映像では、確認できただけでも女性1名、男性尾1名の従業員がデスクワークに励む姿が映し出されていました。時には会議している様子も確認できました。
Insecamは家の中のカメラは掲載しない
なお、Insecamに掲載されている監視カメラ映像は常に更新されています。このため、前日までInsecamで見られていた映像が、翌日には見えなくなっているということも日常茶飯事。実際、Insecamには映像を掲載中止依頼するためのメールアドレスが掲載されています。
また、Insecamは、パスワード保護されていない監視カメラ映像をまとめて紹介しているだけです。とくにハッキングしてるわけではないのです。Insecamは、プライバシー保護のために家の中のパソコンのUSBカメラやノートパソコンの内蔵カメラは掲載していません。
さらに、FAQページを見ると、Googleでどのように監視カメラ映像を探せるかの具体的な方法も紹介中。リンクをクリックすれば、監視カメラ映像が並んだGoogleの検索結果が表示されます。