サッカーの視野を広げるゴールデンエイジとは
サッカーにおいて大事なスポーツビジョンが「視野の広さ」があります。サッカーで使われる視野とは、一点を見ながらどれだけ周囲に目を配れるかです。すなわち、意識できる視野をどれだけ広げらるかがポイントになります。サッカーと視野の広さの関係を見ていきましょう。10月25日放送『FOOT×BRAIN』の「サッカーで大切なのは眼だ!」で紹介されていました。
目次
視野の広さは中心視野と周辺視野
人間の視野というは左右で180度、上下で130度あるもの。しかし、そのうちのたった5度という狭い範囲しか、正確に見ることはできません。
たとえば新聞を読んでいるとき、視線の先の4~5文字は見えますが、それ以外は本当は見えていないのだとか。文字が読めて色がわかる範囲は極めて狭いのです。
この5度の範囲は中心視野といって、ものがハッキリ見える範囲のこと。それ以外の広い範囲の視野を周辺視野といって、ぼんやりと目に映っている範囲を表します。
視野を広げるゴールデンエイジとは
マラドーナの5人抜きは有名な名シーン。ボールをコントロールしながら相手ゴールを見て、しかも横からスライディングしてくる相手ディフェンダーをかわしながらドリブルしています。
ここでディフェンダーがどういう顔をしているか、背番号がいくつかというのは、そこに中心視野を持ってこないと見ることはできません。ただし、ディフェンダーがすべってくるという動きは周辺視野でわかります。中心視野を正面にしたまま、うまく周辺視野に意識を配ることで把握するのです。
視野を広げられるのはゴールデンエイジの時期。スポーツ感覚を習得しやすい9~12歳の年代をこう呼ぶのです。この時期はどんどん頭の中で新しい回路が作られています。このときに、自分で考えながら視野を広げることが大切なのです。