サッカーで大事な「瞬間視」はすぐ鍛えられる
0.1秒だけ映し出された6ケタの数字をいくつ読み取れるかで測定するのが「瞬間視」の能力です。サッカーでは周りの状況を一瞬で把握するために大事な瞬間視。じつはふだんの生活のなかで鍛える可能な能力でもあります。瞬間視について詳しく見ていきましょう。10月25日放送『FOOT×BRAIN』の「サッカーで大切なのは眼だ!」で紹介されていました。
目次
瞬間視は目というより脳の能力
サッカーにおいて大事なスポーツビジョンが「瞬間視」があります。瞬間視とは、文字どおり瞬間的に情報を得る視覚能力です。
サッカーにおいては、首を振り相手の位置を探りながら周りの状況を確認する能力。パスをするかシュートをするか、それともドリブル突破するか…状況判断の決め手となるのが瞬間視といえます。
パッと一瞬で状況をとらえることができれば、あとは敵と味方の動きを予測。蹴る瞬間には、目標を見ないですむことになります。その意味では瞬間視は目の能力というより脳の能力に近いかもしれません。
瞬間視はいまからでも鍛えられる
この瞬間視はスポーツだけに必要な能力というわけではありません。瞬間視の能力が低いと、前方の車が急ブレーキを踏んだとき対応できずに衝突してしまう危険性があるのです。
瞬間視の測定は、6ケタの数字が0.1秒だけ映し出されるのを見て、いくつ数字を読み取ることができるかで行います。
そして、この瞬間視はいまからでも鍛えられる能力です。街中で振り向けざまに見た景色などを、できるだけ正確に思い浮かべることがトレーニングになります。ポイントは頭で考えずに、見たままを素直に覚えることです。