牛丼(特盛)は吉野家の中でも大食いの方に人気のボリューム満点メニューですが、糖質量も非常に多いことを認識しておく必要があります。一杯あたりの糖質量は約140gと、成人の1日の推奨糖質摂取量をほぼ満たす量となっています。特に糖尿病予備群や糖質制限を行っている方にとっては、一食でこれだけの糖質を摂取することは血糖値の大幅な上昇を招く恐れがあります。

江戸時代の日本人の一日の米の摂取量は約330g(精米)と言われており、現代の特盛牛丼の米量に近いものでした。しかし当時と異なり、現代は身体活動量が大幅に減少しているため、同じ量の糖質摂取でもエネルギー消費のバランスが取りにくくなっています。特盛を楽しむ際は、半分は持ち帰って次の食事に分けるか、激しい運動の後など、糖質の補給が必要な状況で摂取することをおすすめします。