タルタル南蛮から揚げ定食(大盛)は、南蛮タレとタルタルソースの2種類のソースでから揚げを楽しめる定食メニューの大容量サイズです。一食あたりの糖質量は約105g程度と多く、その大部分は白米から摂取されますが、から揚げの衣や南蛮タレ、タルタルソースにも糖質が含まれているため、総糖質量は比較的高めになっています。

南蛮料理とタルタルソースの組み合わせは、和洋折衷の日本独自の進化を遂げた現代食文化の好例です。「チキン南蛮」自体は宮崎県発祥の郷土料理と言われており、現在では全国的に親しまれています。栄養学的には、から揚げの衣に含まれる糖質は油で揚げられているため消化吸収が早く、血糖値の上昇につながりやすい特徴があります。また、南蛮タレには砂糖や酢が含まれており、酢の酸味により食欲が増進する効果もあります。タルタルソースには卵やマヨネーズに含まれる良質な脂質がありますが、マヨネーズにも糖質が含まれています。大盛のご飯と組み合わせることで、糖質の総量が多くなり、血糖値の上昇が顕著になります。タルタル南蛮から揚げ定食(大盛)を食べる際は、先にサラダや味噌汁などを摂ってから白米やから揚げを食べることで、食物繊維による糖質の吸収速度を緩やかにする効果が期待できます。また、タルタルソースや南蛮タレの量を調整することで、糖質摂取量を抑えることも可能です。定食に含まれるサラダなどの副菜は、食物繊維やビタミン、ミネラルを補給でき、より栄養バランスの良い食事となりますが、大盛のご飯の量に対しては効果が限定的です。このメニューは、活動量の多い方や成長期の若者に適したメニューと言えます。一般的な成人であれば、食後に適度な運動を取り入れることで、摂取したエネルギーを効率的に消費することが望ましいでしょう。