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「白内障」最新の手術法とその費用を大公開

自覚症状がないため発症すると深刻な事態となることもある「白内障」。それでは、実際にはどのような手術を行うのでしょう? そして費用はどれくらいかかるのでしょうか? 実際の手術の様子を具体的に見ていきます。8月11日放送『私の何がイケないの?』の「芸能人が緊急手術!最新医療SP」で紹介されていました。



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「白内障」最新の手術法とその費用を大公開


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極小切開超音波白内障手術とは?

今回の手術を執刀するのは白内障手術の世界的権威である「日本橋白内障クリニック」の赤星隆幸医師です。1年間に行う白内障手術は9,000件。白内障に関する著書も多数出版しています。

22年前から患者に負担のかかる手術時間の短縮を目指し、自ら器具や術式を開発。それまで入院が必要だった手術を日帰り可能にしたのです。現在、赤星医師が開発した術式は世界60か国以上で採用され、白内障で苦しむ多くの患者を救っているのです。

そんな赤星医師が行う最新の手術法が「極小切開超音波白内障手術」。これは白く濁った水晶体を人工眼内レンズと入れ替える手術です。

この手術でもっとも危険なのが感染症。手術中に細菌が目に入ると、充血や目の痛み、視力障害がおこります。最悪の場合、失明することもあるのです。そのため、抗生物質の点滴や点眼薬で感染症を予防します。さらに痛みをなくす麻酔薬を点眼。意識があるなか手術を受けます。


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水晶体の核を分割して吸引する

手術室に入ってまず行われるのが、目の周りと眼球の消毒。消毒液を目とその周辺にかけて消毒します。そして、目を閉じないようにする器具を装着したら、いよいよ手術開始です。

まずは器具を出し入れするために角膜を切開していきます。使用するのは、赤星医師が開発した厚さ0.1mm、幅1.8mmのダイヤモンドメスです。その切り口はたったの1.8mm。金属製のメスと比べて段違いの切れ味のため、傷口は縫わなくても自然にふさがります。

次に、特殊なピンセットで水晶体の表面の膜に約5mmの穴を空けます。このわずかな穴の範囲だけで、すべての作業を行うのです。慎重に表面をはいでいき、約5mmの丸い穴を空けていきます。

そして、2本のメスのような器具で水晶体の核を分割して、超音波吸引器で砕いた核を吸い出します。吸い出すときに、水晶体の膜を一緒に吸って、傷つけたり破れたりしないように注意が必要です。


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水晶体に人工眼内レンズを挿入して終了

いよいよ濁った水晶体の吸引作業。白内障の手術では、この作業が一番難しい工程。赤星医師でも、もっとも緊張する瞬間です。許される作業範囲はわずか5mm。たった数mmの動きで次々と吸い出してしまいました。

手術は最後の工程。水晶体内部に人工眼内レンズを挿入します。人工眼内レンズは直径わずか6mmです。レンズを折りたたんで専用のカートリッジにセット。そして、目のなかに挿入しました。

レンズはアクリル製のやわらかい素材。一度挿入すると、半永久的に使用できて交換は不要です。これで手術は終了です。手術後の目を見てみると白く濁っていたものはなくなり、うっすらと眼内レンズが入っている様子がわかります。

術後も感染症を予防するため、5日間は洗顔禁止。アイメイクは3週間することができません。今回の白内障手術にかかった費用は、保険適用で片目48,460円でした。

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