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「[救心漢方]金匱腎気丸料エキス顆粒」の効果・効能と用法・分量

[救心漢方]金匱腎気丸料エキス顆粒は,宋代(中国)の『済生方』という医学書に記載されている漢方処方「牛車腎気丸」をのみやすいエキス顆粒とした製剤です。
牛車腎気丸は,「腎虚」の治療薬として知られる「八味地黄丸」に利尿効果のある牛膝と車前子を加えたもので,腎虚の諸症状のうち,特に尿量減少やむくみがはなはだしく,腰痛や冷えなどの強いものに用いられます。
■腎虚とは
漢方でいう「腎」とは,現代医学の腎臓,副腎,泌尿器,生殖器などに相当し,この腎の機能が衰えた状態を「腎虚」とよんでいます。
尿の出が悪い,夜トイレに起きる回数が多い,腰から下がだるい,痛い,目がかすんで小さな文字が読みづらい…など,中年期以降に起こりがちなこれらの症状は,腎虚によると考えられています。
[救心漢方]金匱腎気丸料エキス顆粒は,中年期以降に起こりやすい次のような症状を目標として使用すると,すぐれた効果をあらわします。
◇トイレが近く,外出が不安
◇尿の出や切れが悪く,夜間の頻尿や残尿感がある
◇目がかすんで,小さな文字が読みにくい
◇腰から足にかけて痛みや脱力感,しびれがある
◇尿量が少なく,からだがむくむ
◇高血圧で頭が重苦しく,肩こりや耳なりがする
◇疲れやすく,なんとなく体がだるい
◇手足が冷える
◇口が渇き,水をたくさんのみ,尿量や回数が多い
◇皮膚がカサカサしてかゆい

効能・効果

体力中等度以下で,疲れやすくて,四肢が冷えやすく尿量減少し,むくみがあり,ときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛,腰痛,しびれ,高齢者のかすみ目,かゆみ,排尿困難,頻尿,むくみ,高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり,頭重,耳鳴り)

用法・用量

食前または食間に水またはお湯で服用すること

[年齢:1回量:服用回数]
大人(15才以上):1包:1日3回
15才未満:服用しないこと

■食間とは…
食後2〜3時間を指します。

成分分量

生薬抽出乾燥エキス(牛車腎気丸エキス(4/5量)): 4000mg

使用上の注意

■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師または登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)胃腸が弱く下痢しやすい人
(4)のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人
(5)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに服用を中止し,この説明書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談すること

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:食欲不振,胃部不快感,腹痛
その他:動悸,のぼせ,口唇・舌のしびれ

まれに次の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること

[症状の名称:症状]
間質性肺炎:階段を上ったり,少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる,空せき,発熱等がみられ,これらが急にあらわれたり,持続したりする。
肝機能障害:発熱,かゆみ,発疹,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる),褐色尿,全身のだるさ,食欲不振等があらわれる。

3.服用後,次の症状があらわれることがあるので,このような症状の持続または増強が見られた場合には,服用を中止し,この説明書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談すること
下痢
4.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この説明書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談すること