健康生活の知恵袋
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「ショウセリンN「コタロー」」の効果・効能と用法・分量

本剤は,漢方の古典「傷寒論」,「金匱要略」(いずれも後漢時代)収載の処方にもとづいてつくられたエキスを,飲みやすく錠剤としたものです。
鼻炎などで鼻水がとめどなく出て,くしゃみを頻発するような場合,またかぜでうすい痰や咳も伴うとき,ぜんそくなどでゼイゼイと喘鳴を伴う激しい咳の出る場合などに用いられます。
これらは漢方では水毒といって,ふだんから体内に過剰の水分がある人に起こりやすいと考えられていますが,それに寒冷とか異物(抗原)など外からの刺激が加わると,呼吸器などに水毒症状としてあらわれます。
ショウセリンNは,過剰の水分を取り去り,体を温める性質のある漢方薬ですが,生活の上でも体の冷えに注意し,下半身を温めたり,食物でも水分の多いもの,冷たいものは控えるなど,ふだんからの養生が大切です。

効能・効果

体力中等度又はやや虚弱で,うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症:アレルギー性鼻炎,花粉症,鼻炎,気管支炎,気管支ぜんそく,感冒,むくみ

用法・用量

食前または食間に服用してください。
食間とは……食後2〜3時間を指します。

[年齢:1回量:1日服用回数]
大人(15歳以上):4錠:3回
15歳未満7歳以上:3錠:3回
7歳未満5歳以上:2錠:3回
5歳未満:服用しないでください

成分分量

小青竜湯エキス散(1/2量): 2.5g

使用上の注意

■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人,体の弱い人)。
(4)胃腸の弱い人。
(5)発汗傾向の著しい人。
(6)高齢者。
(7)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
(8)次の症状のある人。
むくみ,排尿困難
(9)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病,甲状腺機能障害
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:吐き気,食欲不振,胃部不快感

まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

[症状の名称:症状]
間質性肺炎:階段を上ったり,少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる,空せき,発熱等がみられ,これらが急にあらわれたり,持続したりする。
偽アルドステロン症:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
ミオパチー:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
肝機能障害:発熱,かゆみ,発疹,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる),褐色尿,全身のだるさ,食欲不振等があらわれる。

3.1ヵ月位(感冒に服用する場合には5〜6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
4.長期連用する場合には,医師,薬剤師または登録販売者に相談してください