効能・効果
医療器具,器材,衛生材料の滅菌・消毒
用法・用量
被滅菌物を収納した気密な構造の滅菌装置の中を排気した後,本品を気化充填して被滅菌物を滅菌消毒する。
被滅菌物の材質・形状又は細菌の種類・付着の度合いに応じて,温度・湿度・滅菌時間および本品の使用量を調節する。
被滅菌物の材質・形状又は細菌の種類・付着の度合いに応じて,温度・湿度・滅菌時間および本品の使用量を調節する。
成分分量
酸化エチレン: 10%
使用上の注意
その他の注意
1.重要な基本的な注意
(イ)ポリ塩化ビニール製で放射線滅菌したものについては,ガス滅菌法を使用しないこと。
(ロ)被滅菌物中の残留酸化エチレンによる傷害をさけるため,滅菌終了後はエアレーション等によりガスの置換を十分に行うこと。
(ハ)酸化エチレンの吸入あるいは曝露により頭痛・吐き気・呼吸困難・チアノーゼ・肺浮腫などの急性障害および体重減少・強い疲労感・筋力低下などの慢性傷害を起こすことがあるので注意すること。
(ニ)蒸気滅菌や乾熱滅菌法が出来ない物に限ってガス滅菌法を使用すること。
2.その他の注意
(1)急性毒性
高濃度の酸化エチレンは粘膜を刺激し,中枢神経系の機能を低下させる。
急性中毒の遅発症状としては吐き気・嘔吐・下痢・肺浮腫・麻ひ・けいれん等を起こし,死に至ることもある。
(2)慢性毒性
(イ)ラットの酸化エチレン(濃度100,33,10ppm)6時間/日,5日間/週,2年間の曝露試験において脳腫瘍の発生を認め,また33ppm以上の濃度では脳腫瘍の発生率が増加した。
(ロ)733人の酸化エチレン被曝作業者を調査したところ,低濃度で白血病および胃がんの有意な増加を認めたとの疫学的調査報告がある。なお,酸化エチレン時間荷重平均濃度は1963〜1976年は1〜8ppm,1977〜1982年は0.4〜2ppmであった。
(3)突然変異誘発性
(イ)酸化エチレンの種々の原核細菌(バクテリア)系や真核細胞系(動物や高等植物)による試験結果は,突然変異を起こすことを示している。
(ロ)マウスの酸化エチレン曝露試験にて骨髄細胞や精巣細胞の染色体の突然変異誘発が認められた。
(4)がん原性
酸化エチレンは人に対して発がん性の疑いのある物質であり,以下のような評価を受けている。
日本産業衛生学会:第1群(人に対し発がん性が疑われる物質)
ACGIH(米国産業衛生監督官会議):A2(人に対し発がん性が疑われる物質)
IARC(国際ガン研究機関):グループ1(人に対し発がん性のある物質)
1.重要な基本的な注意
(イ)ポリ塩化ビニール製で放射線滅菌したものについては,ガス滅菌法を使用しないこと。
(ロ)被滅菌物中の残留酸化エチレンによる傷害をさけるため,滅菌終了後はエアレーション等によりガスの置換を十分に行うこと。
(ハ)酸化エチレンの吸入あるいは曝露により頭痛・吐き気・呼吸困難・チアノーゼ・肺浮腫などの急性障害および体重減少・強い疲労感・筋力低下などの慢性傷害を起こすことがあるので注意すること。
(ニ)蒸気滅菌や乾熱滅菌法が出来ない物に限ってガス滅菌法を使用すること。
2.その他の注意
(1)急性毒性
高濃度の酸化エチレンは粘膜を刺激し,中枢神経系の機能を低下させる。
急性中毒の遅発症状としては吐き気・嘔吐・下痢・肺浮腫・麻ひ・けいれん等を起こし,死に至ることもある。
(2)慢性毒性
(イ)ラットの酸化エチレン(濃度100,33,10ppm)6時間/日,5日間/週,2年間の曝露試験において脳腫瘍の発生を認め,また33ppm以上の濃度では脳腫瘍の発生率が増加した。
(ロ)733人の酸化エチレン被曝作業者を調査したところ,低濃度で白血病および胃がんの有意な増加を認めたとの疫学的調査報告がある。なお,酸化エチレン時間荷重平均濃度は1963〜1976年は1〜8ppm,1977〜1982年は0.4〜2ppmであった。
(3)突然変異誘発性
(イ)酸化エチレンの種々の原核細菌(バクテリア)系や真核細胞系(動物や高等植物)による試験結果は,突然変異を起こすことを示している。
(ロ)マウスの酸化エチレン曝露試験にて骨髄細胞や精巣細胞の染色体の突然変異誘発が認められた。
(4)がん原性
酸化エチレンは人に対して発がん性の疑いのある物質であり,以下のような評価を受けている。
日本産業衛生学会:第1群(人に対し発がん性が疑われる物質)
ACGIH(米国産業衛生監督官会議):A2(人に対し発がん性が疑われる物質)
IARC(国際ガン研究機関):グループ1(人に対し発がん性のある物質)