健康生活の知恵袋
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「峰寿丸」の効果・効能と用法・分量

「峰寿丸」は,西暦200年頃に,中国で編集された漢方医学書「金匱要略」に収載されている漢方処方八味地黄丸を基本に生薬粉末を蜂蜜にて丸剤としたものです。
峰寿丸は,主として中年以降で次のような場合に用いられる処方です。
・のどが渇き,小便が近くなって夜間たびたび小便の為起きる。また,小便の出が悪く,残尿感のある人。
・老人で,皮膚がかさかさして,うるおいがなく,時々かゆみがある場合。
・からだの疲れがひどく,だるくて足が冷えたりだるかったり,足の裏がほてったりする人で,下痢や嘔吐などがない場合。

効能・効果

体力中等度以下で,疲れやすくて,四肢が冷えやすく,尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛,腰痛,しびれ,高齢者のかすみ目,かゆみ,排尿困難,残尿感,夜間尿,頻尿,むくみ,高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり,頭重,耳鳴り),軽い尿漏れ

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に,水又は白湯にて服用してください。

[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):7丸:3回
15歳未満:服用しないこと

成分分量

ジオウ: 896mg
サンシュユ: 448mg
サンヤク: 448mg
タクシャ: 336mg
ブクリョウ: 336mg
ボタンピ: 336mg
ケイヒ: 112mg
ブシ末: 112mg

使用上の注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなる)
次の人は服用しないこと
(1)胃腸の弱い人。
(2)下痢しやすい人。
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人。
(4)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:食欲不振,胃部不快感,腹痛
その他:動悸,のぼせ,口唇・舌のしびれ

3.服用後,次の症状があらわれることがあるので,このような症状の持続又は増強が見られた場合には,服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること
下痢
4.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること